雪割草
(クリック拡大) 角海岬より角田山
3月25日(火)晴れ
(俳句)芽吹まだ寺領の山の風固し
西側から見る角田山はまた別の顔をみせてくれました。いつも
前・東面と海側から見ると横の顔しか知らないので改めて西側
から見ると巍巍堂々として初めてみる山の様で新鮮でした。
昨日は和島の六万部山に登りました。
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(俳句)山陰にひそと雪割草一花
雪割草が咲き始めました。雑木山の木々が芽吹くまでのほんの
短い間に種々のスプリングエフェメラルたちが現れ、咲き競い
百花繚乱を現出するのです。白花のキクザキイチゲ、線香花火
みたいなオウレンたち、ショウジョウバカマのほとばしるよう
に咲く花に力強さを感じます。
(俳句)南朝の忠臣の碑や三角草
鎌倉時代に日蓮上人の遠流が決まり佐渡へ渡る時、この六万部
山を歩いて越えた道が保存されています。時代は移り南北朝時
代に六万部山に城を構えた南朝の忠臣の風間信濃守の顕彰碑が
山頂の本丸跡に建っていました。風間信濃守は日蓮宗に帰依し
て城郭の一画に妙法寺を建立しました。
(俳句)赤門の多聞天像春の風
和島の妙法寺は千年の歴史を今に伝え、豪壮な赤門には四天王
の内の二天即ち北の守護神多聞天と東の守護神持国天が左右に
祀られています。小川に水芭蕉が、山門脇にはキクザキイチゲ
の群生が寺領の裏山のオオミスミソウ(大三角草)やカタクリ
の群生を眺め歩き、南朝の昔に思いを馳せてみました。
(おわり)