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2012年6月 6日 (水)

新潟ジャズスポットめぐり

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先日、二王子岳山行の帰りに新発田市内のジャズ喫茶
「BIRD(バード)」に寄って見た。店の看板が新調されたようだ。

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現役の頃、会社帰りに汽車時間まで毎日通ったものだ。

マスター氏は中平穂積氏(マイルス・ディビスの写真家)
が経営する伝説のジャズ喫茶・『ディグ』で修行し、新潟
にジャズ喫茶を開店した草分けだった。

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マスターからジャズにまつわる興味深い話を聞くのが楽しみ
だった。東京新宿の二幸裏にジャズ喫茶・『ディグ』があった。

俺らも学生の頃はよく通った。紫煙の充満する暗い室内には
『会話禁止』の貼り紙がしてあった。コーヒー1杯で1日粘る
猛者もいた。「ディグでリクエストできれば一人前」といわれた
時代だった。

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「ディグ」はdig「掘る」という意味の動詞だが、ジャズのスラング
では「イケてる」という意味があるのだそうだ。

dig「掘る」の過去形はdug。新宿紀伊国屋書店ビルの地階に
「ダグ」(DUG)という「ディグ」の姉妹店があった。

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ここは大人のジャズマニア向けの高級バーだった。バイトの
お金が貯まると友人と出掛けた。
となりの席に有名人(芸能人)が居たりして緊張した思い出
がある。

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新発田の「BIRD(バード)」をイメージできるアルバムを1枚
上げるとしたら、ウェス・モンゴメリーの「ア・ディ・イン・ザ・ライフ」
だな。マスターがよくかけていた。

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ジャズ喫茶・スワンは新潟地震の年、昭和39年(1964)
にオープンした。創業から48年も経つ老舗だ。
開店当時は古町6の万松堂書店の前にあった。

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新潟地震は6月16日に起きた。俺らは中学生だった。
液状化現象で地下水が吹き上げたことや、臨港の昭石
のタンクが爆発炎上したことを、よく覚えている。

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翌7月にM・ディビスが初来日した。公演は大成功だった。
M・Dはこの頃から電楽化の傾向を強めていった。

店のリクエストはチック・コリアの「リターン・トゥー・フォー・エバー」
がよく架かっていたっけ。

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毎日歩く通勤コースの途中の西堀前通3に「ジャズ&コーヒーA7」
がある。アルテックのA7を使用しているそうだ。
昔店の企画でズートシムズの特集を組んだことを覚えている。

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ウェストコーストジャズの「フォーブラザーズ」の一人に選ばれた。
俺らはウォームテナーのズートが一番好きだ。

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東堀通5の昭和新道にある「ジャズ・フラッシュ」も老舗の1軒だ。
今は夜だけ営業しているらしい。ジャッキー・マクリーンが目印だ。

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昨日会社帰りに「キャッツ・ハウス」に寄ってみた。階段を2Fに
上る。恐る恐るドアを押すと、左壁際の棚にLPがぎっしり詰ま
っているのが目に入った。

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暗がりに目が慣れてきた。キャッツハウスというだけあって
猫のアンティークが所狭しと置いてある。
「ただいま増殖中です。」とマスター氏。「キャッツというのは
ジャズのスラングでジャズキチのことを云うのですよ。」

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そういえばスワンにもA7にも主みたいな猫が居たっけ。

新宿3丁目に角川春樹の経営する「キャッツアイ」って
店があるそうですね?って俺らが聞いたら、
「角川春樹はもともとジャズ喫茶の親父ですからね。」
とマスターが答えた。

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薀蓄が深い。それもそのはず、マスター氏は『ジャズ批評』誌
のレビューライターだったのだ。3年前に新潟に来て開店したそうだ。

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居心地のいい店を見つけた。
今度来たらフィ-ビ・スノーの『アイ・ドント・ウォント・ザ・ナイト
・トゥー・エンド』(私は夜をおわらせたくない)をリクエストして
みようかな。

(おわり)

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コメント

新潟のジャズ文化なかなかのモノですね!文化人が大勢居るのですか?貴方もその中の一人ですね!(見かけによらず!)

静岡の岳人さんこんばんわー。新潟には夏と冬の年2回「新潟ジャズストリート」っていう恒例のイベントがあるのですよ。来月7/14、15の2日間は新潟の街中がジャズ一色に染まるのです。100チームのバンドが繰り出すのですよー。一度見に聴きに来てください。

投稿: 静岡の岳人 | 2012年6月18日 (月) 11時10分

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