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2012年6月20日 (水)

「山で役立つお天気講座」聴講記

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6月19日(火)雨 台風接近
会社を退けてから「山で役立つお天気講座」を聴講に
行ってきました。荒天にもかかわらず盛況です。

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日報の朝刊に一コマ記事を見つけたのです。
ー「村上市出身の山岳専門気象予報士の猪熊隆之氏が
登山を安全に楽しむための、山の天気を読むポイントを
アドバイス」参加費500円、県民会館小ホールで開かれる。ー

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生憎、台風接近で大荒れの天気になりました。会社を退けて
から会場に早く着こうと、ここまで歩いて来たのです。
傘をさすのも難儀です。
立木が暴風で揺れていました。

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入口ホールは人で溢れていたのです。どうして?って。
掲示板を見て納得しました。若者パワーは凄いですねー!
台風もあまり関係ないみたいです。

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講師氏は日本初の山岳気象予報会社を立ち上げた人
だそうです。「㈱ヤマテン」の社長さんなのです。
新潟県人は多方面に活躍しているのですねー。

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そういえば昔、学生時代に合宿で山に入ると、よく気象班
をやらされました。日に3回流れる漁業気象をラヂオ用の
地上天気図用紙にデータを漏らさず写し取るのです。

携帯ラヂオの前に陣取ってNHK第二放送を聞き漏らさぬように
天気図を記入した記憶がありました。
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テントの外に出て先輩から「観天望気」(雲の形、空の状況を見て
明日の天気を予想するのです。)を教えられたものです。

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講師先生は天気予報は聞かなくても、天気図を読めるように
しなさい。というのです。

下図は今年GWに白馬岳で大量遭難が発生した時の天気図です。
過去における気象遭難は同じ気圧配置で発生している
のだそうです。

H24.5.4. 9時の天気図(1)〈クリック拡大〉

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大量遭難を引き起こす所謂「二つ玉低気圧」の形ですね。
9時の天気図では白馬岳付近の等圧線は緩んで一時的に
穏やかな天候になったようです。

H24.5.4. 12時の天気図(2)〈クリック拡大〉

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12時の天気図では等圧線は混んで縦縞になり、急激に冬型
の気圧配置に変わりました。
風向も東または南風から西風、あるいは北西風の変わった様です。

H24.5.4. 18時の天気図(3)〈クリック拡大〉

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18時の天気図では低気圧は発達して進行方向の等圧線は更に
混み、白馬岳付近の等圧線も狭くなりました、急激な気温低下と
暴風雨(雪)に変わったと思われます。

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これから夏山シーズンを迎えます。夏山で怖いのは?
そうです。カミナリですね。

講師先生は「お天気キャスターのこの言葉に注目」しなさい。
というのです。

1大気が不安定

2上空に寒気を伴った低気圧が接近

3太平洋高気圧の勢力が後退

これらの言葉が出てきた時は要注意ですよ。

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では、入山してから雷を避ける方法はどうすればいいの?

1 早立ちをしする。

2 外に出て「観天望気」(雲の形、空の状況)を見て空気が
じっとりしたり、もや~っとする時は午後からの
発雷を予想するのです。

3 遠くの山が近くに見える時は空気中の水蒸気量が多く
含まれていることが多いようです。

4 いつもより早い時間から積乱雲が発生した時も
要注意ですよ。

5 遠くで雷鳴が聞こえたら安全地帯に下山する。

です。016
でも、雷に遭ったら?

「両足を閉じて、できるだけ身を小さくしてかがみこんだ
姿勢を取る。」だそうです。

でもねー。その場に遭遇して冷静に対処できるか?
ですよねー。

山の雷は怖い怖い。(実際遭ったからよくわかるのです。)

遭わないための予防知識と実際に使える技を身につけて
置いた方がいいに決まっていますからねー。

今日は聴講して、改めてそのことを自覚できただけでも良かった
ように思います。

講師先生ありがとうございました。

(おわり)

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コメント

お天気講座非常に役に立ちました、今度、私のサークルの人たちに講義をします。

静岡の岳人さん こんばんわ。いよいよ夏山シーズン到来ですね。でもカミナリだけは遭いたくないですね。尾瀬の春雷は怖かったー。
備えあれば憂いなしの気持ちでしょうか?
台風接近の荒れ日でも当日は中高年の聴講者でいっぱいでした。

投稿: 静岡の岳人 | 2012年6月26日 (火) 13時51分

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