石名天然杉を見学。(佐渡紀行2日目)前編
<拡大>
「九州北部豪雨災害」をニュースが報じていました。
朝方、屋根をたたく雨音で目が覚めたのです。
ここ佐渡にも雨雲が押し寄せ、各所で土砂崩れが
起きていました。
内海府の海岸道路を走り和木集落から石名越の
林道に入りました。
昨年、県の肝いりでオープンした「石名天然杉遊歩道」
に見学に来たのです。流石にこの雨では誰も居ません。
標高900メートル
小雨が降っています。「春雨じゃ濡れて行こう」って気分で
向かいました。空気が美味しく感じられます。
<拡大>
木々の緑が眼に鮮やかです。遊歩道周辺の杉の木
は巨木、奇木の宝庫なのですよ。
<拡大>
杉の巨木はドンデンから北の部分に多いのです。
江戸時代、金山の精錬に使用する木材を確保する為
幕府が佐渡の杉を一括管理していた歴史がありました。
金山の近くから伐採が始まり、金山の周辺では
造林に適した直林は殆どが伐採されてしまいました。
<拡大>
明治維新後、県が後を受け継いで林有財産を買取ました。
金山から遠く離れた北部地域は海から吹き寄せる霧と
強風、低温環境で直林造林に適さない杉が残ってしまって
いたのです。
<拡大>
50年前に県が新潟大学に林有財産をを演習林として
提供したのだそうです。環境問題が叫ばれる昨今
自然保護の重要性がいよいよ増して来ているのです。
<拡大>
そして昨年「県有林石名天然杉遊歩道」がオープン
しました。私たちは労せずして、こんな貴重な自然
財産を鑑賞できるのですから、ありがたいことですね。
<拡大>
何という蝶でしょうか?最近蝶を見かけるってことも
少なくなりました。
<拡大>
どこか人面に似ていませんか?魔境にタイムスリップ
した気分です。
<拡大>
今年は階段の段差が改良され、木材チップも敷き詰め
られたそうです。配慮がありがたいですね。
<拡大>
四天王杉です。4本が直立する様は奔馬のようで
迫力がありますね。
<拡大>
年輪は数えないと分かりません。(数えても分から
ないか!)
説明では200~400年も経っているそうですよ。
<拡大>
朽ちた杉の上に新杉が育っていました。杉の世界も
世代交代でしょうか?
ガスが流れて幻想的な風景です。こんなの好きです。
それらしい羊歯もあるしね。ちょっと白亜紀風でしょ。
魚
の顔?
怪鳥ラドン!(ラドンって云っても知らない?)
ナウマン象に見えませんか?
じゃ、これはどうだー。マンモスだぞー。
1周1時間ゆっくり鑑賞できました。ぐるっと1周して
駐車場に戻って来ました。道路脇は蕗がいっぱいです。
〔コースタイム〕加茂歌代・友人宅出発8:30=和木経由=
石名天然杉公園駐車場9:15…公園周回…駐車場10:10
=友人宅に戻る10:45=佐渡汽船ターミナル11:00
(後編に続く)
(おわり)
| 固定リンク
コメント
佐渡島の天然杉なかなかユニークな形をしたものが有りますね!佐渡島も雨でしたか
私もその時、白馬岳~雪倉岳~朝日岳を縦走中でしたが、雨、風、残雪のため雪倉岳~朝日岳を中止して途中で下山しました。
静岡の岳人さん こんばんわ。白馬岳山行お疲れ様でした。<縦走中でしたが、雨、風、残雪のためー相当なアルバイトをよく凌ぎましたね。晴れと雨とでは天地の差ですね。小生も夏山は北アに憧れているのですよ。
投稿: 静岡の岳人 | 2012年7月23日 (月) 11時00分