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2012年7月20日 (金)

佐渡石楠花紀行・後篇

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佐渡に自生する石楠花はハクサンシャクナゲ1種です。
石楠花は有毒植物です。だからきっと放牧牛にも
食べられずに生き永らえて来れたのですね。

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御山の神は白雲の中で白い馬に跨り、手に純白の
ナギの花を持つと云われています。ナギは儺木で
、人に降りかかる災難を払う神木の意味を持ち、
石楠花の古名だと云われます。

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馬乗りの背(天狗の休場)から馬乗り禿げの緩いザレ道を
下って行きます。西側は季節風を受けて浸食しています。

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イモリ平は岨巒堂山(ショランドウヤマ・751m)と主稜線
との鞍部に広がる伸びやかな休み場になっています。
風を避けて、ここでランチにしました。
晴れていれば眼下に両津湾と岨巒堂山の優美な
山容が望める筈なのですが、今日はガスの中です。

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イモリ平の芝生を取り囲む低木藪の中に一団の島
のように石楠花の大群生がありました。その中に
可憐な蕾みを見つけました。

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主稜線に戻るとガスが晴れて大塚山・(相川)方面が
見渡せました。

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マナゴの峰(真砂の峰)を登ります。食後の急登は堪えます。
振り返ると馬乗りの背峰が競り上がります。

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頂稜の道は北側の「真砂の芝生」へ緩やかに下って
行きます。西側に広がった芝生の中に島のような
一団の石楠花の大群生の間を縫って歩くのです。

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この大群生が一斉に開花したらどんなだろうと
想像してみるのも楽しいものですね。

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芝生 、ガレ場、針葉林と道は続きます。
行く手に見える頂稜はブイガ沢のコルです。

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佐渡にはグリーン・タフ層が広く分布して
地上に露出しています。「青粘峠」の
名前の由来にも関係がありそうですね。

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石花越は標高850m縦走路中の最低鞍部です。
西側のザレを下れば石花(イシゲ)へ、北進すれば
マトネを越えてドンデンに至ります。
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放牧牛のフンをみつけました。マトネを越えて来た
のでしょうか?
昔は2000頭もの牛馬が放牧されていたそうです。
佐渡の友人の家も農耕馬を飼っていました。

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今のトラクターに取って代わられる前の働き手は
牛馬たちでした。「子供の頃は馬に乗って遊んだ
ものだ。」と
農繁期が過ぎると、各家がドンデン山に連れて
行って放したのだそうです。

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マトネに登る途中ハマナスによく似たコハマナスが
咲いていました。ハマナスと野イバラの自然交配種
とい云われる珍種です。
昔、石花浜の女人たちが海産物を背負って峠越え
した時に荷の中にハマナスの種が紛れ込んだもの
でしょうか?

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マトネ(笠峰)を越えてからが長いのですよ。
シャレ杉の峰へアップダウンを黙々と歩きます。

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青粘十字路を通過して漸く車道にたどり着きました。
やれやれ。

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車道の高みから振り返って見た景色です。
はるばると越えてきた峰々を思って感慨も一入です。
左端の金北山は頂上が雲に隠れて見えません。

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漸く終点に到着しました。皆さんお疲れ様でした。
連休初日だというのに山荘は人影もまばらです。

おかけで今日は私たち以外には誰にも遭わず
静かな山旅が出来ました。

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大滝山の先に雲海が広がりました。

(おわり)

第1日目

〔コースタイム〕
新潟・佐渡汽船6:55=両津8:00=白雲台9:05
(防衛道路経由)金北山神社10:50…いもり平
12:55(昼食)…青粘十字路15:50…車道分岐
16:05…ドンデン山荘16:30=加茂歌代・友人宅
(泊)

歩程 7時間30分(休憩を含む)

歩いた軌跡(GPSデータをDLプロットしました)

Photo
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国土地理院背景地図等データ利用
許諾番号2011-005号

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コメント

掌編小説を読ませて頂いているような雰囲気の文章でした。
今年、久しぶりに佐渡に行き「1年に1回は佐渡に行きたい」と思っていたのが「1年に何回も月を変えて行きたい」に変わりました。
花の時期に合わせて!
この季節、「しゃくなげ色」様が歩かれたコース、しっかり頭にインプットして来年、行ってみたいです。

noritan様おはようございます。石楠花は遠に盛りを過ぎていて、ちょっと残念でした。
来年は2週間早めに再訪してみたいですね。
あの一団の大群生が一斉に開花したら迫力あるでしょうねー。

投稿: noritan | 2012年7月21日 (土) 02時34分

石楠花とても綺麗ですね!私は以前この逆のコースを縦走しました、春シーズンで花が綺麗だったのを覚えています。その前は3月の雪の時に行きましたね、あの時は凄い残雪でしたね。

静岡の岳人さん こんばんわ。春ドンデンから金北山に登り上がるのが正規ルートでしょうね。今回は楽しようって思ったのですよ。(笑)春の花は圧巻ですが、夏の花も中々いいものです。雪のドンデンも良かったですね。(すごく寒かったけど)

投稿: 静岡の岳人 | 2012年7月23日 (月) 10時43分

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