越後三山を真近に望む(川口峠)
(由緒書より)
「木喰上人作三十三観音像
昭和四十三年三月二十三日県文化財指定
如意輪観音を中心とした三十三観音像と
他二体は木喰上人が享和三年(1803)に
火災後再建された観音堂のために同年
八月一日から二十四日までの間に刻んだ
ものである。
木喰の作品は一般には微笑仏として愛されて
いるように、ふくよかな頬、団子鼻、山なりに
またがる太い眉、大きく弧をえがく目、深い笑
みをたたえている口もとなどに、他の仏像彫刻
にみられない特徴がある。」
毎月17日がご開帳日なのです。
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ほんとは明日17日に来ればよかったのです。
でも天気はまた冬の嵐に逆戻りですからねー。
今日は晴れて静かな山歩きができました。
山を下りたら栃尾に寄って、今年春にオープン
したばかりの“おいらこの湯”に寄って帰ろうと
思います。
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下山をすれば後は気楽なもの。鼻歌まじりで車は
山間地を快調に走ります。
「あれー?ちょっと変。」話しに夢中になっていたら
何処かで道を間違ってしまったかしら?
「まぁ。いっかー。昼も早いし、急ぐ旅でもなし。」
なんて言っていたら妙なところに出てしまい
ました。
トンネルを潜り山を越えて来た所は中越地震の
震源地になった木沢地区でした。
道は集落を離れて川口峠へ上って行きます。<拡大>
前方が開けてきました。素晴らしい眺めです。
誤算が正解に変わった瞬間です。
上 上下権現堂山
中 左・越後駒ケ岳と中ノ岳
下 駒ー中ー八海山で越後三山揃いぶみ
三山の眺めを堪能したあとは中山高原を
下ってR17に乗りました。
魚沼三山を堪能したので栃尾の温泉は
またの機会に譲るとして
長岡の摂田屋の鏝絵を見ていくことに
しました。
「東洋のフレスコ画」と呼ばれて極彩色で
描かれた十二支の動物や植物が見事
ですね。
鏝絵(こてえ)の土蔵は「機那サフラン酒」
醸造元・吉沢仁太郎氏の邸内にあります。
明治時代から昭和初期にかけて機那サフラン
酒の製造販売で富をなした吉沢仁太郎氏が
大正時代に建設したものです。
サフラン酒は養命酒と人気を二分したといわれ
た薬用酒なのです。
「機那というのは、キナ(規那)という木の名前
であろうと思われます。この木の樹皮から抽出
された薬はキニーネといい、マラリアの特効薬
だったそうです。」(邸前の説明書)
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摂田屋地区は江戸時代から酒・味噌・醤油の
醸造の街として栄えました。
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上 旧三国街道を歩いてみました。醤油の
もろみのいい匂いが漂ってきました。
中 殿様街道と言うそうです。酒造会社の
工場敷地内の道を歩いてるみたいですけどね。
下 美味い酒は「いい水」で出来るのですね。
上 殿様街道(旧三国街道)を通しで
歩いてみました。
中 公園のもみじが真っ赤です。
下 随分歩いたらお腹が空いてきました。
JR宮内駅前までやってきました。
青島食堂です。
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醤油ラーメンを注文しました。
醤油スープが絶妙ですー。
さっきの醤油の香りがしたような。
木喰観音堂に越後三山に摂田屋地区に
青島らーめんと、名所を見て旨いものを
頂いて、今日はとってもいい日になりました。
(おわり)
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コメント
下山の道を間違えて結果オーライでしたね、越後三山が良く見えて。でも山では、道を間違えたらもと来た所へ戻るのが基本ですね!遭難しなくて良かったです!
静岡の岳人さん こんばんわ。コメントありがとうございます。正に結果オーライでしたね。
冠雪の越後三山の景色にすっかり見とれてしまいました。
投稿: 静岡の岳人 | 2012年11月20日 (火) 10時43分
川口峠からの越後三山が素晴らしいですね~♪
実物を見られたしゃくなげいろさんは、さぞかし三山の雄大で真っ白な
美しい姿にウットリされたことでしょう!
ホントに晩秋の素晴らしい一日、羨ましく見せてもらいました~
FUKU様 おはようございます。コメントありがとうございます。峠の先に写生している人たちが目に止まりました。小春日和に終日スケッチブックを拡げたら、さぞかし気分いいだろうなぁって思いましたね。
投稿: FUKU | 2012年11月22日 (木) 09時11分