角田山三角点８ケ所巡り

３月２１（木）晴れ時々雪　（宮ノ平三角点３４７ｍ）
角田山には８つの三角点があります。１日かけて
上ったり下ったり。三角点巡りをしてきました。

今日は会の代々恒例行事。「角田山三角点８ケ所巡り」に
参加しました。上ったり下ったり１日かけて山中の三角点を巡り
ます。今年の山歩きの体力を測る意味でも恰好の山行だと
思うのですよ。

角田浜の駐車場から先ずは道路沿いに歩いて宮前登山口へ
向います。

登山道を外れてヤブへ突入です。雪解け間もないのでヤブも
薄いのです。小枝を振り払ってぐんぐん登ります。
最初の１個目は標高４５ｍの宮前三角点にタッチしました。

今日は昨日の陽気とは打って変わって、時折、雪が舞う冬日に
になりました。頬を打つ風が冷たーいのです。
（上）せっかく咲いた雪割草も萎んでいます。
（中）コシノカンアオイ（越ノ寒葵）は地味で目立ちません。
（下）赤松の樹下に閃光花火のようなオーレンが群生していま
した。

途中に姉川合戦で落ち延びた越前朝倉氏の一党が上陸して
建立した「鳥之子神明社」の史跡があります。宮前の地名の
由来になった場所です。

２番目の宮ノ平三角点３４７ｍに到着です。春先の登山スタイル
はゴム長が一番ですね。

さあ、３番目は山頂を目指して、やせ尾根の急坂を登ります。
残雪が凍ってガリガリです。山頂三角点（４８１．７ｍ）にタッチ
しましょう。

次の４番目の三角点へは福井山まで２２０ｍを下ります。麓の
福井は旧北国街道の拠点になった大きな集落です。福井に
下る「ごりん」尾根は長いのです。
「ごりん」の名の由来を西蒲支所に聞いたことがありました。
何でも明治時代には付近一帯は御用林に指定されていたこと
があったそうです。「ごりん」＝「御林」の名残ではないか。
との回答でした。

（上）そうこうしている間に如何やら三角点に着いたようですね。
（中）４番目の福井三角点２６８ｍもタッチです。
（下）「はい。ご褒美だよー。」優しいリーダーさんから差し入れが
ありました。「いっただきまーす。うまい！」

「旨い！もうひとつ。」とゆっくりばかりもしていられないのです。
下ってきた長い坂を登り返さなければなりません。
２２０メートルの登りは結構きついのですよ。ガンバレ。ガンバレ！

漸く山頂の一角にたどり着きました。今日５番目の向陽観音堂
三角点４４５ｍにタッチです。時間も丁度お昼どきになりました。
ランチタイムで暫しの休憩です。





芝生にお弁当を広げたら、「頂っただきまーす。」
ちょっと春霞がかかっていますが、景色を眺めながらの食事の
気分はサイコーです。

瞬く間にランチタイムは過ぎてしまいました。「午後も頑張って
行こう！」とリーダーさんの掛け声が飛びました。
午後一は今日６個目の五ケ峠三角点３０５．６メートルです。
ここも福井山と同じように長い尾根を下ります。

先ず最初にタッチして、記念に写真も撮りました。さあ、順番に
タッチしましょうね。

次は７個目。小浜三角点３５４．８ｍに向いました。小浜コース
はマイナー道なのでヤブっぽいのですが「ここは有数のカタクリ
の景勝地」とリーダーが教えてくれました。
もう南斜面には早咲きのカタクリの花が見えました。

いよいよ最後です。８個目は灯台の上に聳える１５６．３ｍ峰の
三角点を残すだけになりました。最後は慎重に岩尾根を下り
ました。

最後８個目にもタッチしました。これで全８個踏破です。
みなさんご苦労様でした。この後、灯台を通って一気に海まで
下りました。

<クリック拡大>
歩いた軌跡　歩程　７時間（休憩含む）
角田山国土地理院背景地図等利用許諾番号
２０１１－００５号

今日は寒い冬日になりましたが、一仕事終えられた気分で
満足です。これから雪割草が咲き、カタクリが満開を迎える
までにまた訪れてみようと思っています。

（おわり）