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2013年4月 1日 (月)

春蘭を探して樋曽山に登る

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<拡大>3月30日(土)晴れ
先週の弥彦崖松行に味を占めて、今週も兄と
樋曽山へ春ランを観に出かけて来ました。

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今日は会恒例の角田浜から出発して角田山、弥彦山、国上山
まで1日掛けて三山を縦走するハードな山行の日です。
縦走に参加する人達のことを思うと身が引き締まる思いです。
でも、俺ら達は遅出でのんびりと間瀬峠(まぜ)を目指して車を
走らせていたのです。

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樋曽山(ひそ)は集落の裏手の里山です。岩室温泉の手前を西
に折れて間瀬峠(まぜ)に上る麓の集落です。旧北国街道の宿場
福井から1km南の地点にあります。
樋曽山(ひそ)の直下には樋曽山隧道、新樋曽山隧道、新々樋曽
山隧道の3本のトンネル放水路が通って、大通川の水を日本海に
放水しているのです。
旧北国街道の道路脇に記念の石碑が建っています。

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「ーわが西川西部地域は往古より用水は西川より取り入れ、
その悪水は矢川を経て西川に排水していた。しかし西川の水位
が高いため矢川へ逆水し、さらに弥彦角田山系からの出水に
より常に冠水水害とに苦しんできた。ー」と碑文に書いて
あります。

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明治末期の頃から樋曽山の直下に隧道を開削する計画が
ありました。1933年(昭和8年)に漸く着工に漕ぎ付けます。
矢川から角海浜まで直線で結ぶ大工事です。6年後の昭和14年
樋曽山隧道は完成します。この工事のおかげで矢川周辺の水は
けが画期的に改善されたのです。

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しかし、その後排水能力を越える水害が発生します。第二次大
戦後、隧道内部の落盤事故も発生して通水能力が半減しました。
このため新トンネル工事が昭和36年から始まり7年後昭和43
年に新樋曽山隧道が完成しました。

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さらに国営事業として新新樋曽山隧道が2000年に完成して
現在に至ります。静かな花の山とばかり思っていた樋曽山には
実は水と格闘してきた歴史と壮大なドラマがあったのですね。

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そんなことを想いながら間瀬峠(98.2m)まで上って来ました。
ここを左折すると弥彦スカイラインゲートに入ります。でも今は
まだ閉鎖中です。開通は4月1日です。ゲート脇のスペースには
4、5台の車で既に満車です。皆さん路肩に駐車してますね。

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仕度が出来たら登り始めましょうか。入口に自然保護の注意書
の案内板があるだけで、他には道標は一切ありません。何もない
のがいいところかもしれませんね。

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(上)マンサクの花が咲いていました。
(中)カンアオイはいつ見ても「地味~」ですね。

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カタクリがちらほら咲いていますね。

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ご年配のパーティーが先行していきます。超ゆっくりです。すぐに
追いつきます。
「お先にどうぞ。私等は超鈍行だからー。」とお父さん。
「いえいえ、僕等も写真撮りながらゆっくりと行きますから。」
「あー。そうかい。この辺は春ランとコシノコバイモが出るんだよ。」

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と、言う間もなく春ランをみつけました。優しい色合いですね。
まさに春色の花ですね。品がありますね。
「みんな、下を向いているから中々いい具合に撮れませんねー。」
「そうなんだてー。中々顔を上げてクンネンダテー。あっははは!」
大らかでいいですねー。春ランもいいけどお父さんの受け答えも
素敵ですよー。

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ガサゴソ枯葉を踏む音が聞えます。何かみつけたかなー?

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今度はいい具合に顔を立てた株を見つけたようです。これは
素晴らしい。絵になりますねー。

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お父さんもいいアングルで撮ろうと懸命ですねー。

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杉林の下にオーレンが群生しています。じゅうたんを敷き詰めた
ように一面真っ白です。

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雪割草も姿を現しました。でもみんな花びらを閉じていますね。

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(上)ムラサキケマン
(中)ナニワズ
(下)キクザキイチゲ

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(上)スミレサイシン
(中)エンレイソウ
(下)ショウジョウバカマ
まさに百花繚乱ですね。只コシノコバイモはまだ見つけられま
せん。

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コシノコバイモは何処じゃいな?「コシノコバイモ、コシノコバイモ」
と念じながら、とうとう樋曽山の山頂(291m)まで来てしまいま
した。今年は花は早いというものの、いつも見るのは4月になって
からです。⇒昨年のレポはこちら。

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丁度12時を回りました。三角点を目の前にしてランチにしま
しょう。腰を下ろしていたら見覚えのある人たちが通りました。
会友のTさんとYさんの両女史です。ここに来る前にH大先輩
ともスライドしました。みなさんご活躍ですね。

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予報どおり昼からは回復して来たようです。花たちはちゃんと
知っていたかのように、帰りの道々では開花した姿を見せて
くれました。

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多宝山が大きく競り上がって来ました。帰りには「天神公園」
の「よりなれ岩室遊雁の湯」に浸かって行こうと思います。

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今日も花いっぱいの里山めぐりが出来ました。

(おわり)

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コメント

昨日はお疲れ様でした。
樋曽山はもう何年も足を踏み入れていません。
本当に近い山なのにね~~
4月も他の山の予定が埋まっていて、なかなか、近い山ほど足が向きません。
何せ、週末登山に限定されるので・・・

でも、今年は近い地元の山を愛していこうと思っているのです。昨年は雪で花が遅れ気味でしたが、今年は早く感じられますね。

noritan様 おはようございます。昨日はお世話になりました。春山シーズン到来でこれから益々多忙の日々が待っておられるのですね。
樋曽山は近くて便利で、でも此ノ入の御仁の云う様に目立たぬ静かな里山に違いありませんね。あと10日余り。周りの木々が葉っぱを伸ばす頃には消えて往く春の妖精たちに会いに訪れられてはいかがでしょうか。

投稿: noritan | 2013年4月 1日 (月) 07時15分

兄さんが13年ぶりに山を始めたんですか、良いですね、昔取った杵柄ですね!
さすが越後の山は今の時期花が多いですね!花盛りですね、春ラン、オーレンこちらの山では見られませんね。

静岡の岳人さん こんばんわ。兄から早速次のリクエストが来ました。山は元気になる特効薬ですね。春の花は全国共通だと思ってたのですが。<こちらの山では見られませんね。ーそうだったのですか。勉強になりました。今年も静岡の岳人さんとまた山でお会いしたいですね。

投稿: 静岡の岳人 | 2013年4月 1日 (月) 10時04分

樋曽山といい、弥彦崖松といい、どちらも知らない登山道なので、こちらのブログをみて行って見たくなりました。

山にも歴史があるんですね。
当たり前のことなのに、驚かされました。
地元の山の歴史くらいはちょっと勉強しておこうと思いました。

わら様 おはようございます。樋曽山も、弥彦崖松も穴場かもしれませんね。(笑)表に比べると花の数もちょっと多いように思います。角田弥彦の周辺は古墳もあるし、古~い歴史が残っているようです。興味が尽きませんね。

投稿: わら | 2013年4月 2日 (火) 00時23分

ナルホド 樋曾山ねー 海岸線から岩室に出る途中に いつも通っていましたが、そんな由来があるんですねー。今度機会を作って登ってみます。登る山が増えてきて、いつ消化できますかね~(笑)日曜に角田を予定してましたが、天気予報で3時半の時点で雨雲がどんどん押し寄せてくるので、中止しました。正解でした。7時半頃から雨模様になって冷え込んできましたもんねー。デジタル放送になってから、予報も手早く見れるので助かります。あまりの寒さに、保盛軒に行って、担担麺をいただきました。午後は、取り貯めていた山番組を眺めてそれなりの休日でした。

kazu1954さん おはようございます。身近にも色々隠れた歴史があって興味深いですね。そうそう今のテレビの天気予報は雨雲レーダーから風向気温みんな一目瞭然ですから正確性はすごいですね。山岳天気のiモードの内容も頼りになります。保盛軒で担担麺ですか。それは良かった。最初にレンゲですくって啜る(湯スープ)は芝麻醤が利いて美味いですねー。小生はG&Bみたいの太麺バージョンが担担麺にもあったらいいなと思うのですが。午後もゆったり休んでいい一日でしたね。

投稿: kazu1954 | 2013年4月 2日 (火) 09時58分

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