春山に登る(後編・眺めに感動する)
最後に雪壁を登り上がると、真正面に大源太山が視野に飛び
込んで来ました。上越国境のマッターホルンです。
昔七ツ小屋山から吊り尾根を辿って登ったことがありました。
蓬峠から見るともっと三角形が際立ってカッコイイのですよね。
みなさん、夢中で見入っています。カメラ構えて指差して山座
同定に余念がありません。
シシゴヤの頭は双耳峰を並べてカッコイイですネ。ただのヤブ山
も雪を被ると貫禄が備わります。
(下)シシゴヤの頭をズームです。
リーダーのグリセードは決まってますね。
♪星が降るあのコル グリセードで あの人は来るかしら 花を
加えて アルプスの恋歌 心ときめくよ 懐かしの岳人
優しかの君 (岳人の歌)
俺らも真似して滑ろうとしたのだけれど 重いのか?雪がベタ?
なのか、上手く滑らないから止めちゃいました。
「ゥヒャッホー!」尻セードは速い。みなさん童心に帰るのです。
尻セードは楽しいけど、お尻が濡れるのもねー。って結局歩いて
下ることに。下りはルンルン気分です。ぐんぐん下って爽~快!
下りて来たら、あとはランチの準備をしましょう。
♪薪割り 飯炊き 小屋掃除 みんなで皆でやったっけ
雪解け水が冷たくて 苦労したことあったっけ …
(「山の友よ」)
さあ、テーブルも出来上がりました。
手持ち料理のお弁当がズラリと並びましたねぇー。
会名物のバイキングです。さあ、食べよう。
「それでは、一口、頂きま~す。ぅ旨い~!」
賑やかなお昼の団欒です。ランチは賑やかなのが一番です。
楽しいランチタイムは瞬く間に過ぎてしまいました。名残惜しい
山の景色ともお別れです。もう下山しなければなりません。
午後の日差しを受けて雪はグサグサに緩んできましたね。
下りに備えてワカンを履きました。
今日の入山は俺らのパーティーだけでのようです。貸切の山行
ってのも気分がいいものです。
一番最初はスキー隊が下ります。ワカン組も続きます。
ぐんぐん快調に下ります。急斜面ですね。
♪穂高よさらば 又来る日まで 北穂に続く 雪の肌
返り見すれば 遠ざかる 瞼に浮かぶ 槍ケ岳
(「穂高よさらば」)
あのてっぺんから随分下ってきましたねー。下りは速い。
沢は雪面が割れて沢身が現れてきました。
<クリック拡大>
歩いた軌跡 歩程6時間45分
(上り4時間 下り2時間45分)
蓬峠国土地理院背景地図等利用
許諾番号2011-005号
高速道の車中から見た巻機山です。きれいですネ。
今日は一日晴天に恵まれました。山はお天気次第というけれど
リーダーの心憎い計らいで会の仲間たちと楽しく登れたことは
いい思い出になりました。
(おわり)
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コメント
素晴らしいですねー!!!
大源太山 確かに 上越国境のマッターホルンですね(拍手)憧れます。
皆さんベテランなんですねー。貸し切りの山行なんて言うことないですね。この眺めなら!
kazu1954さん おはようございます。ホントにこの日はピーカンでいい山日和でした。<大源太山 確かに 上越国境のマッターホルンですねーそうなんですよ。蓬峠から見たら、もっとサイの角みたく尖って登行意欲をそそるのですよ。イイ山です。おススメです。
投稿: kazu1954 | 2013年4月 9日 (火) 11時49分
山頂からの眺め素晴らしいですね!私まだ大源太山登ってないんです、こんどぜひガイドして下さい。昼食バイキング美味しそうですね!会の皆さんコミュニケーションがとれて楽しそうな山岳会ですね!
静岡の岳人さん おはようございます。天気が良いと雪山が映えてきれいですね。苦労した甲斐がありました。「大源太山」で検索したら「東洋のマッターホルン」と出てました。キャンプ場とかいろいろ整備されてるようです。秋、紅葉の頃はいいかもしれませんね。毎回会のお姫様たちが持ち寄る手料理でランチは盛り上がるのですよ。これが楽しみで山へ行くのかもしれませんね。
投稿: 静岡の岳人 | 2013年4月10日 (水) 07時55分