愛宕山に登る(阿賀町)
R49に新道ができたと兄に話をしたら、早速、行ってみようと出
掛けて来たという訳です。何処の山にしようか?と「越後豊川」の
2.5万地図を広げてみたのです。
R49に一番近い野村集落の背後に愛宕山があります。
破線が山頂まで引かれていたのを見つけて、「今日はここだ。」
と愛宕山に決めたという次第です。
野村集落に入ると諏訪神社がありました。その右脇を通って
山に向かう林道に入りました。
新潟県には「諏訪社、諏訪神社」が多いですね。県内には
4,500社以上の登録神社があるそうです。そのうち1,200
社程が「諏訪社、諏訪神社」だそうです。蒲原の新田開発が信州
の豪族がスポンサーになって進められた証拠だと言われている
のですね。
中世後期に新田開墾のために越後へ移入してきた人々のうち
6割が信州の人だそうです。信州人は諏訪の神様と共にやって
来たのです。(燕 戸隠神社の七不思議 石黒克裕著 県央文
化出版株式会社発行 平成8年3月)
旧西蒲味方村の大庄屋笹川様の例は知っていましたが、東蒲
原の津川辺りまで教線拡大が及んでいたとは、壮大な歴史ドラ
マを感じますね。
墓地を左折して、荒れたコンクリート道を上って行きました。畑の
脇を通って先へ進むと、2つの送電線が交差する辺りに車を停め
て歩き始めることにしました。
林道が右にカーブする辺りに「愛宕山」の文字が薄れて、それと
なく辛うじて読めるくらいの木柱の標識が立っています。
(クリック拡大)
よく見ると「愛宕山神社 ←」の文字が白く見えませんか?
今日はジリジリと蒸し暑い夏日のような陽気になりましたねー。
藤の花の蜜を吸いにクマンバチがブンブン飛び交っています。
(上)ウワミズザクラ(上溝桜)のブラシ状の白花が咲いています。
ハチが群がって蜜を吸っていました。ちょっと恐くて近寄れません。
蕾みの頃採取する実を「アンニンゴ」と呼びます。香ばしい実を
塩漬けにしたり、天ぷらにして頂くと珍味でお酒と合うのですよ。
(中)伸びきったコシアブラの葉っぱです。こんなに伸びたら、もう
食べられませんね。
(下)何ていう種類の桜でしょうか?愛らしい花をつけていますね。
荒れた林道を進むと、右手に鉄塔保守道「飯豊幹線№73」の
黄色の標識を見て、少し進んだ右手に2つ目の「愛宕神社」の
標識が現れました。目を凝らしてよく見ると「愛宕山」と読めます
ね。ここから右手へ尾根の登りに掛ります。
(上)刈払いがしてある広い笹原の道を上って行きました。
(中)イワカガミが愛らしい紅色の花を咲かせています。
(下)白花のイカリソウが清楚にひっそりと咲いていました。
急坂を上がり、左へ稜線を辿るとあっけなく山頂に着いてしまい
ました。一対の石燈籠と小屋掛のほこらの中に石仏が安置され
ていました。(上)お地蔵様にお参りしました。
(下)その後ろに傾いて壊れかけた、小屋掛のほこらの中は瓦
が置いてあるだけです。
シートを敷いてランチにしました。狭い山上の境内も蒸し暑いの
です。時折、頬を撫でる涼風が心地いいですねー。
兄は昼酒でオイラは好物の担々麺を頂きました。
ランチが済めば次はお風呂です。
「どこにする?」
「近くがいいな。風呂上りのビールが待ってるゼ。」
ってわけで、清川高原に行くことにしました。
「あそこは、景色いいから。ビールも旨いよ。」
(クリック拡大)
旧R49に下りてキリン橋を渡り、柳新田に向かう道に入ります。
平日の温泉は貸切状態で、ゆっくりできていいですね。
風呂上りに休憩室のベランダから御神楽岳が輝いていました。
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コメント
最近ブログアップが速いのでコメントを書くのが大変ですよ!またまた兄弟山行ですね、里山はもうすっかり新緑の季節ですね。山行の帰りは温泉に入ってその後ビールを飲むのが最高ですね!私もいっも下山後、温泉に入って静岡の街に帰ってから打ち上げの宴会です。そのために山に登っている様なものですね!!
静岡の岳人さん おはようございます。平日の里山は誰にも遭わずひっそりと別の趣がありますね。ウグイスの谷渡りを聴きながら歩くなんてのもいいでしょう?<帰ってから打ち上げの宴会です。そのために山に登っている様なものですねーまったくよくわかります。オイラもその口ですね。(笑)皆でワイワイやるのは楽しいですものね。
投稿: 静岡の岳人 | 2013年5月20日 (月) 18時02分
ご兄弟の仲のよろしいこと、微笑ましく羨ましい次第です。今回は、津川の愛宕山(213.7m)でしたか。
愛宕山って良く聞く山名ですが、ネットで調べたら全国に沢山あるようでした。諏訪神社、愛宕神社、愛宕山と、それぞれ何か神社に関係があるように思うのですが・・・
しかし、いい季節になりました。里山歩きに絶好の季節ですね。
FUKU様 おはようございます。コメントありがとうございます。津川周辺には手頃に歩けるいい里山がありますね。歴史物語を秘めた旧蹟を歩く愉しみが増えました。今度一緒にいかがですか?藤島玄さんの西山日光寺物語を読んで出かけて見たいです。
投稿: FUKU | 2013年5月20日 (月) 19時49分
おはようございます。清川高原保養センター懐かしいなあ。まだ子供が小さかった頃、何回か訪れたことがあります。阿賀は山の中、その頃は、登るなんてことは頭になかったのですが(笑)
kazu1954さん おはようございます。清川高原保養センターはつるつるの湯で眺めがよくてR49沿いで便利だったので、よく寄った温泉でした。R49も新道ができたら旧道はもう通れないそうなので、ちょっと不便ですがかえって奥座敷の静かな温泉が愉しめそうです。
投稿: kazu1954 | 2013年5月22日 (水) 09時35分
追伸
今朝の新聞に、月岡温泉の先 剣龍峡の紹介記事がありましたが、行かれたことはありますか?
kazu1954さん おはようございます。昨年11/21に山行記録をブログアップしました。きのこが採れて静かな山行ができますよ。昨年は金鉢山を途中敗退したので、今年再チャレンジしたいと思っています。
投稿: kazu1954 | 2013年5月22日 (水) 09時44分