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2013年5月10日 (金)

月山に登る(阿賀町旧上川村)

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5月8日(水)くもり後晴れ
今日は阿賀町(旧上川村)の月山に登りました。
新潟森林浴100選のブナ林がきれいです。

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GW前から山菜採りでR49の同じ道を、もう3回も往復している
のですよ。平日の朝のラッシュを避けて磐越道を三川ICまで
飛ばして来たという訳です。

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でも新潟から三川まで1250円もかかってしまうのですね。
びっくりです。帰りは一般道で帰ることにします。

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R49は新道が開通したと聞いて、早々にいっぺん通ってみたい
と思っていたのです。従来は揚川発電所(あげかわ)のトンネル
を出ると左に直角に曲がって、観音岩の下を通過する道でした。
線路沿いに走ると運がよければ、SLを見ることもできました。
観音岩の辺りは道が狭まって阿賀野川の渓谷の景色がローカル
色のいい味を出していたのです。

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新道は揚川から新しい小花地大橋(こばなちおおはし)を渡り、
黒岩トンネルと赤岩トンネルと長ーいトンネルを2つ潜って高速道
みたいな立派な道路を飛ばすと、磐越道の津川IC交差点に、あっ
という間に着いてしまうのです。従来よりも大幅に時間短縮が図ら
れたようです。
なんでも便利になって懐かしいローカル色が失われてしまうのも、
何かちょっと寂しい感じがしますね。

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R49を三郷交差点を右折して、旧上川村役場前の駐車場に車を
停めさせてもらいました。月山登山にはここが一番近いようです。

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月山の名前は月山神社に由来するのでしょうか?山形の月山は
滅多に行けませんが、ここなら思い立ったら、いつでも来られ
ます。天気は回復予報なので、残雪の御神楽岳を眺めようと気軽
に出かけて来たという訳です。

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広瀬神社の鳥居が月山登山口の目印になっています。

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滑り台の遊具がある空き地を通り、杉林の中を参道に入ります。
パイプの手すりと苔むした石段に沿って裸電球が吊られて
います。
村祭りの縁日の夜には燈籠の提灯に灯りが点って参道を照ら
すのでしょうね。想像しただけでも情緒があって、いい感じです。

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急な石段を登り上がると、小広い境内に出ました。しめ縄を巻い
た巨杉と広瀬神社の神殿が鎮座しています。登山道は神殿脇か
ら始まります。樹林の中の急坂をひとしきり登って行きます。

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風で木々の梢が揺れていますね。「ギーギー、グワッグワッ」と幹
が擦れ合う音が聞こえて来ました。山の怪異って、案外こんなのを
云うのかなー?木々を揺らす風の音って神秘的ですねー。平日の
昼さ中に辺鄙な山を歩く者なんて誰もいませんからね。
ちょっと寂しい感じです。

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木ノ間越しに残雪の山が見えました。麓から移動販売車のスピ
ーカーから人寄せメロディーが風に乗って聞こえてきました。

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間もなく247.8mの三角点のある刈払の台地に出ました。展望
が開けて残雪の山が並んで見えました。鍋倉山と大峰かな?

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稜線はアップダウンを繰り返して南進して行きます。左手に福取岳
の迫力ある岩峰が見えて来ました。思わず立ち止まってシャッター
を押しました。

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「ツピツピーツー。ツピツピーツー」の鳴声はキビタキかしら?
春先に畑仕事をしていたら、そばに来て啼いていたジョウビタキ
の鳴声に似ていますね。⇒その時のレポはこちら
姿は見えないけど、同じヒタキの仲間だったら、キビタキかもしれ
ませんね。

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兎ケ倉山(うさんくらやま)のトンガリと真っ白な飯豊連峰が見えま
した。立ち止まってうっとり眺めてしまいました。飯豊連峰は惹き
つけて止まない魅力に溢れています。

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上はケモノのウンチ。登山道のあっちこっちにありました。
共同トイレのようなものでしょうか?
下は傍らに咲いていたスミレサイシンの愛らしい花です。

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行く手前方に月山が見えてきました。アップダウンの急坂を登り
、山頂手前を右にトラバースすると小山集落からの登山道に接続
しました。左に曲がると直ぐ山頂です。

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山頂には月山神社が鎮座しています。

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神殿脇に336.5mの二等三角点と「村指定 天然記念物月山
動植物生息並び自生地昭和58年3月28日指定」の看板が立っ
ています。
「本地域、樹齢200年前後の巨木のブナを主体にホオノキ、ミズ
ナラ等が中腹附近から山頂にかけて繁茂しており、特に標高336
mの低地にブナの天然林が存することは極めて貴重である。野生
動物では、鳥類64種、獣類4種、昆虫類では14種以上が生息し
ており、特に鳥類では3つがいのブッポウソウの繁殖が確認され
ているが、本県では他に2ケ所だけであり、またヒガラ、アカショウ
ビン、クロツグミなど繁殖域を異にする種類が狭い一定地域に繁
殖していることは珍しく、特異地である。」(上川村教育委員会)

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(上)ブナの巨木に落書を見つけました。昔参拝の記念に誰か
が彫ったものでしょうか?「六十四才」と読めます。
(中)古い石段を下りると崩れた石灯籠と案内板がありました。
表参道だったのか小山集落まで幅広い道が下っていました。
(下)下りの途中、左手の木ノ間越しにトンガリ峰の笠倉山が見え
ました。ピラミッドピークを見ると登りたくなるのは何故でしょうね?

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登山道をぐんぐん下って杉林の谷間を抜けると休耕田の脇に
飛び出しました。

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田んぼの畦道を伝って車道に出ましたが、さて右へ行くべきか
左へ進むべきか?周囲をぐるっと山に囲まれた窪地の田んぼの
真ん中に立つと、さてこれから自分の進むべき道が分からない
のですよ。ヤオラ地図とコンパスを引っ張り出して見たものの、
どうも要領を得ません。こんな時は勘に頼るのが一番です。

杉林の道を上に進むと、「月山登り口」の標識が建っていました。
標杭に面と向かって、矢印が左を指しているということは、矢印の
反対を戻ればいいということですよね。

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農作業中のお爺さんの姿をみつけました。
「あのう…。県道に出るにはどう行けばいいのですかー?」
おー!山に行ってきたのかい?ご苦労なこったなー。
この道を戻って、コウ行って、アー行って、ソー行けば着くよ。」
「あー。どーもですー。」と農道をまた歩き始めました。

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(上)広い農道に出ました。
(中)振り返ると残雪の御神楽岳が堂々として立派です。誰も
いない道をのんびり歩くってのもいいですねー。
(下)漸く県道に辿り着きました。平日は車も通りませんね。
真っ直ぐの道をトボトボと歩いて行きました。

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(上)途中、下を流れる常浪川の景色が見えました。新緑が
きれいです。
(下)太田のバス停に着きました。集落の赤い屋根も見えて
きました。終点はもうすぐです。

Photo
(クリック拡大)
国土地理院背景地図等利用許諾番号2011-005号

歩いた軌跡(GPS) 歩程2時間

月山はちょっとしたハイキングには最適ですね。
平日の一人の山歩きもいいものです。

(おわり)

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コメント

平日 一人の山歩き ベテランだからこそできるんでしょうが、楽しそうですね。そんな感じが溢れているブログですよ!

kazu1954さん こんにちは。阿賀町(三川・上川周辺)には手頃な山が結構あって楽しめるのですよ。安・近・短が一番ですね。今度は温泉付きでゆっくり、のんびりと出かけたいです。一緒にいかがですか?

投稿: kazu1954 | 2013年5月11日 (土) 09時57分

タイトルの「月山」を見た瞬間は山形!と思いましたが・・
阿賀町(旧上川村)ですか!
知りませんでした。
長野の里山は知っていても、新潟の山は本当に行く機会がなくて~~
新潟の里山は登山口までの案内が余り懇切丁寧で無い場合が多いので、一寸躊躇うのです。

noritan様 こんにちわ。コメントありがとうございます。noritan様は長野の山はお詳しいのですよね。きっと県外の山にロマンを感じて足しげく通っておられるのだと思います。考えてみれば里山って元々里人の為の山なのに、最近の登山ブームで他所者が我が者顔で入山しているのが異常なことなのかもしれませんね。

投稿: noritan | 2013年5月11日 (土) 10時01分

私も「月山」だから、てっきり山形かと思いました、月山も他にもあるんですね!
残雪の山々が綺麗ですね!

静岡の岳人さん おはようございます。阿賀町には低山ながら登高意欲をかき立てるピラミッドピークが多いのですよ。「月山」は丘陵の里山です。今の時期は飯豊連峰と残雪の御神楽岳の展望が利いて見応えがあります。ちょっと行って登って来れる山なので助かりますね。

投稿: 静岡の岳人 | 2013年5月12日 (日) 12時43分

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