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2013年6月21日 (金)

微笑仏と闘牛の里を歩く(会山行トレッキング)

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6月17日(月)晴れ
今日は小生ががリーダーになって会山行トレッ
キングに出かけました。山上は爽やかです。

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月曜日の朝は道も空いていますね。スイスイです。闘牛場の駐
車場に到着しました。平日だから貸切状態です。仕度したら出発
しましょう。

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今日は当会きっての俳句名人のK田女史が参加されています。
1回の吟行(ぎんこう)でスラスラと10句をものす名人技には
只々敬服するばかりです。
今日はK田女史のお許しを得て作句を掲載させて頂くことに
しました。

『緑陰に見守りの岩地震の里』(りょくいんにみまもりのいわない
のさと)   
※「ない」=地震

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歩き出したら、電動カートで散歩中のお爺さんと出会いました。
「おはようございまーす。お元気ですねー。」と声を掛けたら
「おっ。大勢で何処へ行くんだい?山登りかい。じゃぁ。その前に
ワシが、いいもん見せてやろう。着いて来なー!」

と電動カートを先導し始めました。何だ。何だと興味深々で着い
て行きました。
牛舎のようですねー。中へ入れてくれるようです。
「これが横綱牛だよ。」
と爺さんが指差す先に「角銀」「天寿」の表札が架けてありました。

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うゎーでっかいー。1トンはあろうかという巨体です。牛臭いです。
「どうだい。立派だろう。これが角銀だ。角は角さんの一字をもら
ったんだ。角(ツノ)も立派な角銀さ。」

はい。立派ですねー。驚きましたー。
隣の「天寿」くん。突然の来客に驚いて緊張したのか、オシッコを
シャーッと弾きました。

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意外とおとなしいんですね。慣れてるのかなー?目が可愛いい。
「貫禄があるんだ。横綱だからなー。」とお爺さん。
そういわれれば、オーラを感じますねー。

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「⑩牛の角突きー体重1トンもの巨体がぶつかる様は迫力満点。
千年の歴史を受け継いだ郷土の誇りをお楽しみ下さい。駐車場
には巨大な牛の形をした岩「みまもり岩」がそびえています。
(新潟県長岡地域振興局案内書)」と案内書にも載っています。

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ここに餌の草を刈って貯蔵して置くのですね。あの巨体だと沢山
食べるんでしょうねー?
お爺さんはこの後、ちょっと離れた牛舎にも連れて行ってくれ
ました。

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ここはガランとした普通の牛舎ですね。相撲部屋の格下力士の
居る大部屋って感じです。さっきの2頭と比べるとオーラを感じ
ません。白牛もいます。手前の黒牛が興奮して暴れださないうち
に退散することにします。
いやー。朝から貴重なお宝を拝見して眼福に堪えません。お爺
さんありがとさーん!

『角突きの牛舎あちこち青田風』(つのつきのぎゅうしゃあちこち
あおたかぜ)

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次に向かう所は木喰観音堂(もくじきかんのんどう)です。村中の
木陰の道を歩いて行くとお婆ちゃんに遭いました。先日下見で
来た時にも会ったお婆さんです。
「おはよーございます。朝から精が出ますねー。」
「大勢で山登りかのー?気ーつけてのー。今日はお御堂のご開
帳日らがー。見て行きなせー。」

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「おはようございます。拝観させてもらっていいですかー?」
「はい。また大勢で来なったのー。さー。あがって上がって。」
と快く入れてもらいました。

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はい。座布団まわして。回してー。全員揃ったかなー?
階段下に脱いだ靴が並びましたー。昔そろばん塾でこんな光景
ありましたねー。

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じゃぁ。みなさん揃ったところで説明を始めましょうか。」と世話人
さんが云われを話し始めました。
「1803年に焼失した観音堂が再建された時、新たな観音像を
彫ってもらうために木喰上人(もくじきしょうにん)招いたのです。
1本のイチョウの木から35体の仏像をほぼ1ケ月で掘り出された
ものです。」

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「木喰上人は寛政6年(1794年)から10歳多い年齢を加算して
いたという説もありますから、ここでは諸像の背銘にある年齢に
従っています。」

と言って仏像を1体持ち出して背銘を見せてくれました。

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「作者の木喰上人は江戸時代後期に廻国巡業しながら全国に
千体以上の仏像を彫りあげました。微笑仏の特徴を色濃く残し
た傑作が小栗山を中心として中越地方に数多くあるのです。

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微笑仏の呼び名にふさわしい庶民的な笑顔に心癒されます。
慈悲深い中にも一つとして同じ表情がない木喰仏の魅力って
何でしょうか?


『木喰を語る村人堂涼し』(もくじきをかたるむらびとどうすずし)


世話人さんの熱の籠った説明にすっかり魅了されてしまいま
した。世話人さんありがとうございました。今日は月1回の御開
帳日なので拝観料は無料です。

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いいお話を聞いた後はお御堂の下に湧き出る越後名水の「音羽
の清水」を頂きに坂下へ下りました。
沢筋から吹く涼風が頬を撫でて心地よいのです。

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お不動様にお参りをして一人ずつ順番に名水を頂きました。
地下深くくぐって湧き出る清水だから冷えて甘く感じるのです。
あー。甘露。甘露。

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観音堂前に後ろに茗荷竹(かんのんどうまえにうしろにみょうが
たけ)

名水の清水含みて登山口(めいすいのしみずふくみてとざんぐち)


漸く登山口にたどり着きました。登山道は畑の中を通って
いきます。道脇にはカンゾウが今を盛りと咲いています。
ミョウガも葉っぱを出し始めました。木イチゴを摘んで口に含むと
甘酸っぱい味がしました。

登山の続きは後編で綴ることにします。

(前編 おわり)

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コメント

小栗山の闘牛 山古志の闘牛と共に有名且つ迫力ありますよねー 闘牛大好きです。木喰上人の仏のお顔 いいですよねー。後編期待です!

kazu1954さん おはようございます。闘牛を何度も見ておられるのですね。巨体同士がぶつかり合う様は迫力でしょうね。あの牛舎で見たおとなしい牛が興奮状態でぶつかる落差を一度見てみたいものです。木喰仏は実に優しい表情をしていました。木喰上人は謂わばアバターを彫ったわけですから、きっと意思堅固で優しい人柄の人だったように感じますね。

投稿: kazu1954 | 2013年6月21日 (金) 09時49分

山歩きだけでなくて、いろいろと珍しい物も見られて良いトレッキングでしたね。
Kさんには、私も俳句の教えを頂いています。
やはり、日常と違う世界に身を置くことで句も出てくるのですが、その場で完成することはなく、帰ってから何度も推敲しますがそれでも「駄句」の域を出ません、哀しいかな。
HPの紀行文の句も読ませて頂きました。
しゃくなげいろ様も句を詠まれたのでは?
今度、ご披露して下さい。

noritan様 おはようございます。コメントありがとうございます。トレッキングは一般山行と違い中々いい味わいがありますね。1回の吟行で句帳に10句が並ぶK女史の凄さがよくわかりました。やっぱ寝ても覚めても四六時中、俳句が頭を離れない状態にならないとああはなれないだろうなと反省しきりです。(笑)

投稿: noritan | 2013年6月22日 (土) 05時29分

追伸
闘牛は小雨の日が最高です。
最高の取り組みが期待できます。
牛のやる気が満ち満ちていますよ!

kazu1954さん おはようございます。コメントありがとうございます。牛の角突きには見方のコツがありそうですね。カズさんの熱い思いも伝わってきました。

投稿: kazu1954 | 2013年6月22日 (土) 09時48分

トレッキングに行って闘牛の横綱牛と木喰上人の仏像とはなかなか良い物を見ましたね!

静岡の岳人さん こんばんは。牛も横綱となれば風格が備わっているものですね。余裕が顔に出ているようでした。微笑仏は木喰上人の傑作だといいます。自分のアバターですから温厚な人柄が出ているのでしょうね。

投稿: 静岡の岳人 | 2013年6月28日 (金) 12時56分

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