« 新玉ねぎを食す(新津丘陵と凧合戦と玉ねぎ収穫) | トップページ | キイチゴを摘みに行く(五頭・扇山) »

2013年6月13日 (木)

夏近し(『スピリチュアル』は神楽囃子に似ている)

Img_42006月7日(金)
先日モモさんに言われた売れっ子作家の新作本の
初読がまだなので図書館に予約の申込をしたのです。

Img_4201

「予約待ちが622番ですがよろしいですか?」と館員さん。
「はい。お願いします。」

とは言ってみたものの、図書館の蔵書数が32冊で622人の予約
っていったら単純に20倍だから、1人が延長して4週間借りれば
順番が回ってくるのは20ケ月先ってことですよね。2年も待って
たら新刊も色あせちゃうじゃないですか。

Img_4202

そんなら、買って読んでみようかといつもの本屋に向かったという
わけなのです。

Img_4204

「でも折角予約したのだから買わなくってもいいんじゃなーい?」
っていう思いも湧いて来て…ーでもーコーヒー飲んでいるうちに
『まぁ。いっかー。』ということになりましたー。

Img_4203_2

ここには外人の常連さんが多いみたいです。いつもの席に腰掛け
てたら何でか、トレーンの「スピリチュアル」のメロディーが頭の中
に浮かんだのです。それから、ずーっと耳奥に聴こえているので
すよ。そんな経験てありませんかー?

Img_4205

会社が退けてからジャズ・スワンに寄ってみました。

Img_4206
Img_4207

「こんばんわー。」
「いらっしゃーい。お久し振りー。」
「随分積んでありますねー。これ全部ジャズストリート用ですか
ー?」

Img_4208

夏のジャズストリートが来月7月13・14日に開催されるのです。
早いものです。もう半年経つのですよ。夏のジャズストリートが
過ぎるといよいよ新潟に本格的な夏がやって来るような気が
します。
半年前の冬のジャズストリートのレポはこちら


もう、忙しくって大変なんだよー。」とマスター。マスターと奥さん
の頑張りのおかげで、いいジャズを安く愉しむことができるの
ですから。ありがたいことです。

Img_4209
Img_4210

「リクエストあるのー?」
「はいコルトレーンの「ライブ・アット・ザ・ヴィレッジヴァンガート」
ありますかー?」

いつもは気に入った曲をウォークマンに入れて聴いているのです。
偶(たま)にはトラック盤を回してもらって大音響で聴いてみたいと
思ったのです。

「あるよー。それで何枚目ー?」

「2枚目のスピリチュアルお願いしまーす。」

Img_4211

JBLのスピーカーから溢れ出る音は違いますねー。気分爽快
でーす!
変なこと言うようですが、『スピリチュアル』聴くと田舎の
春祭りで門付けの神楽舞のお囃子に聞こえるのですよ。
獅子頭(ししがしら)の舞い手さんが、こう前足を掻き込むみたい
に勢いをつけて家中に突進して来る獅子頭の姿を連想してしま
うのですよ。

Img_4212

コルトレーンが吹くテーマにエリック・ドルフィーの重いバスクラの
音が被さってエルビンのドラムスの響きが、こう…獅子舞の仕草
に合わせて唄うように「ピーヒョロドロドロドロ…ーー」って、お囃
子に聞こえて来るのです。
『スピリチュアル』は日本的な音って感じしますねー。

Img_4213

『至上の愛』は当時日本のファンに大受けでした。
サイドメンのレジー・ワークマン(ベース)も親日家です。東京に
住んでたこともあります。エルビン(エルビン・ジョーンズ)(ドラム
ス)の奥さんは日本人です。皆、日本贔屓で日本人の心情が判
るー?ちょっと強引ですかねー。

Img_4214

「ライブ・アット・ザ・ヴィレッジヴァンガート」は1961年(昭和36
年)10月24日から11月5日までほぼ毎日ステージに立った
コルトレーンの演奏のうち11月2日と3日分を収録したものです。

Img_4215

1960年(昭和35年)マイルス楽団を抜けたコルトレーンは、マッ
コイ・タイナー(ピアノ)とジミー・ギャリソン(ベース)それにエルビ
ン・ジョーンズ(ドラムス)を誘って世にいう黄金カルテットを築いた
のです。ノリノリの時期のライブ盤です。ライブハウス聴衆の拍手
音を拾う臨場感がいいですね。

Img_4216

7月はジャズの季節です。そういえば去年誰かに教えられて、
間瀬の「ジャズ喫茶江差屋」(えさしや)を探して歩いたのです。
その時のレポはこちら
間瀬の集落内を件(くだん)のお店を探して歩き回ったのです。
その日も暑かったですねー。カモメが舞う漁港の事務所で聞いて
漸く目指すお店を探し当てたのです。
お店のママさんが出してくれた冷えた麦茶が美味しかったのを
覚えています。

Img_4217

アルテックA7の大スピーカーから聞こえてきたのがトレーンの
『スピリチュアル』だったというわけです。ママさんはエリック
・ドルフィーのバスクラに痛く共鳴されていましたっけ。

今年はカラ梅雨のようです。
夏のジャズストリートと一緒に、夏到来の予感です。

(おわり)

|

« 新玉ねぎを食す(新津丘陵と凧合戦と玉ねぎ収穫) | トップページ | キイチゴを摘みに行く(五頭・扇山) »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

夏といえば私の場合「夏山」しか浮かばないけど、新潟では「ジャズストリート」なんですね!さすがアカデミックで格調が高い!!

静岡の岳人さん おはようございます。11年も続くと季節の風物詩?になりつつありますね。プロの演奏から学芸会の発表みたいのまで甲乙取り混ぜて、この日は新潟の街中がジャズ一色に変わるのですよ。これが終わると本格的な夏山シーズン到来となります。

投稿: 静岡の岳人 | 2013年6月13日 (木) 07時48分

おはようございます。村上春樹ですか。私は食わず嫌いで、彼の著作には縁がありません。(笑)そこからジャズの世界へ広がってゆくあたりが、貴兄らしいところなんだろうなあ!

kazu1954さん おはようございます。村上は同世代だし感覚的に好きですね。俺らの頃はジャズの洗礼を受けたから、この歳になるとジャズに帰るのですね。きっと。最近のジャズシーンはよく知らないのですが、60年代のジャズを聴いて楽しんでいるのですよ。

投稿: kazu1954 | 2013年6月13日 (木) 10時48分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 夏近し(『スピリチュアル』は神楽囃子に似ている):

« 新玉ねぎを食す(新津丘陵と凧合戦と玉ねぎ収穫) | トップページ | キイチゴを摘みに行く(五頭・扇山) »