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2013年7月 4日 (木)

6月の大佐渡山脈を歩く(石楠花道・後編)

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6月30日(日)晴れ  金北山神社に参拝を済
ませて、主脈縦走路に入りました。行き交う登
山者の姿もなく貸切の山旅ができました。

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金北山神社で休んでいたら、地元青年団の人達が登って来まし
た。加茂歌代口から登山道の道張りをしながら上って来たとい
うのです。ご苦労さまでした。
こういう地元の人達のおかげで安全登山が出来るのです。あり
がたいことです。

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(上)キギムシロ(雉筵) キジムシロの名の由来は花茎を伸ば
した様子が雉筵(稲わらで編んだ敷物)に似ていたからだという
説があるようです。

(下)ギンリョウソウ(銀竜草) 別名はユウレイタケ(幽霊茸)
腐生植物です。葉は退化して鱗片状になっています。
腐生植物とは菌根を形成して生活に必要な有機物を菌類から
得る植物の古典的古称と出ています。
(フリー百科事典「ウィキペディア」)

どちらも金北山神社の崖下に咲いていました。

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ぐんぐん下った坂の途中の樹下にひっそりとシラネアオイが咲い
ていました。名残の一輪です。

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暗い潅木帯を抜けると小広い日当たり斜面に出ました。一面山ブ
ドウの蔓で覆われています。確か1年前この場所で同じ光景を目
にしたことを思い出しました。
一年前のレポはこちら⇒

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100メートルを一気に下ってあやめ池に着きました。ケロケロ
鳴くモリアオガエルの合唱が聞こえて来ました。
アヤメが咲くのはもう少し先かなー?木の枝にぶら下がっている
白い塊はモリアオガエルの卵です。

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白い泡の塊の中で孵化したら、下の池へぽちゃーんと落下する
のです。オタマジャクシになって泳ぎ出して成長したものから順に
陸に上がってカエルに帰ると言う訳です。自然の摂理ってうまく
出来ていますね。

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佐渡の巨大杉が姿を現しました。佐渡の主脈を歩いている感じ
がしてきました。

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雪消えしてから誰も歩かないせいか、ヤブ枝が道を隠してちょっ
とウルサイ感じです。今日は捲き道は使わず、地図通りに頂稜
沿いに登ります。

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金北山を下り始めて丁度1時間。潅木ヤブを抜けて馬乗りハゲ
のザレ場に出ました。12時なのでランチにしましょうか。天狗の
休場で30分休みましょう。
ゆっくり1時間と行きたいところですが、帰りの時間が決まって
いるので、逆算して時間を消化していかなければなりません。
ランチというと、毎度ながらの豪華版のお弁当が並びますね。
これだから会のランチはいつも楽しみです。

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午後も頑張って行きましょうね。青ザレ、赤ザレとザレ場が続き
ます。海からの強風の通り道なのでしょうか?ここだけ植生が
違います。

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(上)来し方を振り帰ります。金北山が大きいです。
(下)目指す先のピークはイモリの頭です。あそこまで行くと今日
の行程の半分です。さあ。頑張って進みましょう。

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イモリの頭を越した辺りからシャクナゲロードが始まりました。
いやー。可憐ですねー。キレイですねー。

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(上)ウツボグサ  (下)コハマナス(小浜茄子)
昔、石花(イシゲ)から峠越えをして両津へ行商に行く女性達の
衣服に着いた浜茄子の種が峠に自生する野いばらと自然交配
して出来たのだと聞きました。辺りは甘酸っぱい香りが漂います。

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もう一度優雅な花たちを観賞してください。うっとりしますねー。

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(上)ブイガ沢のコルまで来ました。ここまでで行程の3分の2
くらいでしょうか?来し方を振り返ります。金北山も随分遠のき
ました。佐渡山脈は低山の割りにはアルプス的な景観ですよね。
(下)白骨化した風倒木が横たわっていました。冬の風雪と海か
らの強風に磨かれたのですね。床の間に飾ったら見応えあり
そうです。

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行程の最後の高峰マトネが見えました。マトネとは“マトもなみ
だからマトネです。石花集落から左右に根を張った立派な姿に
見えるのでしょうね。マトネを越えれば終盤です。みなさんよく頑
張りましたね。全員足が揃って順調です。予定よりも早めに着
きました。

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コハマナスの群生にぶつかりました。辺りは絵も云われぬ甘く
芳しい香りに包まれています。
「うーむ!いい香りーー」

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マトネから終点のドンデン山が望めます。まだ随分先ですね。
もうひと頑張りしましょ。

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マトネからは車道までは下るだけです。でもこれが結構長いの
です。シャレ杉の峰はだらだらと捲いてアップダウンを繰り返して
下っていきます。

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予定より丁度1時間早くドンデン山荘に着きました。みなさんお
疲れでーす。よく頑張ったね。それにしても誰にも遭わず静か
な山旅でした。

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タクシーに迎えに来てもらってそのまま温泉に直行しました。
湯船に浸かって今登ったばかりの山を眺めるってのは、いい
気分です。風呂上りのビールが最高に旨かったですー。

Photo
(クリック拡大)

歩いた軌跡(GPS)  歩程 12.4km  6時間30分
国土地理院背景地図等利用許諾番号2011-005号


今日は朝早くから始発の船で佐渡へ渡り、終便の船で新潟へ
戻りました。1日フル回転で頑張ってくれた会の仲間4人には
感謝です。静かでいい山行ができました。

(後編 おわり)

追伸;今回同行した仲間が書いてくれた紀行文を紹介します。
会HPの紀行文はこちら⇒

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コメント

前回の大人数の山行に比べ今回は少数精鋭の少人数での山行でしたね。やはり少人数の方が良いですね!確かに大佐渡山脈縦走はアルプス的な景観と歩行程が楽しめますね!ドンデン山も懐かしいですね!

静岡の岳人さん おはようございます。ドンデン山も懐かしいでしょう。4、5人で行動するってのも、お互いの気心が知れていいものですね。大佐渡山脈縦走は小規模の割りには縦走気分に浸れるいいところですね。また佐渡に来て下さい。

投稿: 静岡の岳人 | 2013年7月 4日 (木) 07時56分

去年の縦走を思い出します。お世話になりました。シャクナゲ 本当に綺麗ですね。時期もピッタリでしたね。

kazu1954さん おはようございます。去年皆で歩いた時のことを思い出していました。石楠花は今が盛りのようで見事でした。イモリ平と真砂の峰の北東斜面に多く咲いていましたね。いい時期にぶつかりました。

投稿: kazu1954 | 2013年7月 5日 (金) 10時02分

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