2度目は成功(角田山妙光寺尾根に登る)
妙光寺様の駐車場に停めさせて貰ったら、先ずすることは妙光寺
尾根の取り付きを探すのです。目印は東側を流れるの御坊沢(ご
ぼうさわ)です。入口を探して墓地の参道を歩きます。
お御堂の横からそれらしい道がありました。左の沢が御坊沢です。
トレースを辿っていくと山上の墓地に行き当たりました。さーて。
困ったぞー。進入路が見つかりませーん。
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墓地の奥へ通らせて貰って見当をつけて斜面を上ったら赤テー
プのマーキングをみつけました。御坊沢を渡渉して対岸に出ると
倒木に注意書きが貼ってありました。ナニナニー?
「とにかく 歩け!!」だって。宝物さがしみたいですね。
兎に角取り付きが分かりづらいのですよ。これでは人が登らない
わけだ。暗い杉林の斜面は急で、雪と泥で滑るのです。何処を
どう登ればいいのやら。周囲を見回したらトラロープが張って
ありました。ここを登れってことかな?
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竹林が所々刈り揃えてありますね。あのテッペンを目掛けてと。
かなりの急坂ですよ。
やっとのことで竹ヤブを登り上がったら尾根に乗ったようです。
後は一本尾根を外さないで登ればいいのだなー。
いい具合にヤブが隠れてくれて、歩き塩梅です。前回のヤブ尾根
とはエライ違いです。
動物の足跡です。これはタヌキですね。
マーキングが適度に付いているので、迷う心配はありません。
こっちの足跡はノウサギですね。足跡が道なりについていて先導し
てくれているようにも見えますね。
行く手にピラミッドの城山(281m)が立ちはだかります。城山は此
ノ入の入口から見ると実に端正なピラミッド形をしているのですよ。
また竹ヤブです。突入して道を見失ったかと思った矢先、右手に
切り開きがありました。
今日はこのコースには他に誰も入っていないようです。この辺り
から頂稜部を目指して100mの一気登りが始まります。
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直登に喘いで途中、振り返ると青い日本海が見えました。耳を澄
ますと海鳴りが聞こえます。風がなくていい日和になりました。
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登り上がって城山(281m)山頂に着きました。城山というからに
は戦国時代、城砦があった所でしょうか?
見晴らしが効くから戦略上の拠点だったとすれば、頷けますね。
指差す方向の高みは宮ノ平(347m)です。この妙光寺尾根は宮
ノ平の手前で宮前コースに合流します。
尾根道は城山から緩やかに下降して行きます。
御坊沢の源頭部になる杉林の辺りで宮前コースの尾根道と合流
します。
合流地点に着きました。
宮ノ平(347m)で6本爪を着けました。雪が着いた痩せ尾根は
アイゼンがないと心配ですから。
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痩せ尾根直下で左から此ノ入沢から突き上げる尾根が合流しま
す。12月に上った尾根です。その時のレポは⇒こちら。中々上り
甲斐のある尾根なのです。
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今年初の山頂風景です。靄が懸かっていい感じですね。
午後を過ぎて小屋に着きました。中はストーブを囲んで今日も会
話が弾んでいますね。シャツ1枚でも丁度いいくらいの暖かさの中
遅いランチにしました。
早々に小屋を辞したら宮ノ平まで戻って、今日は宮ノ沢経由で妙光
寺の駐車場に周回する尾根道を使うことにしました。ちょっと長目
ですが急坂がなくて下り塩梅のコースです。
足跡のない雪道を歩くってのは快適です。ぐんぐん下ります。
竹ヤブが出てきたらもう終盤です。竹ヤブをかき分けてトンネルを
くぐって宮ノ沢に下りました。
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コンクリ護岸の堰堤に出ました。山道はいつしか林道に変わって
立派なアスファルト道路が妙光寺の駐車場に続いていました。
取り付き地点にあったのと同じ貼紙を見つけました。
「妙光寺尾根を整備したから歩いてくれ!」って山頂小屋でオジサ
ンに聞いた話しは、このことだったのですね。
よく整備してくれてありがとう。中々良いコースでしたよ。
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青線は前回ジャニゲ沢の尾根を上って敢無く敗退した時の軌跡
です。その時のレポは⇒こちら。
赤い線は今回歩いた軌跡です。
歩程 4:30 (上り3:00 下り1:30 休憩含む)
国土地理院背景地図等データ利用許諾番号2011-005号
2万5千地図には宮ノ平から派生した尾根の末端に神社記号が付
いています。ここは妙光寺に隣接する熊野神社です。山行の最後
にお参りして行くこうと思います。
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龍の軒飾りが見事ですね。角田村の鎮守様なのでしょうか。由来
はわかりませんが古いお社のようです。
本殿の横に鎮座する境内社は若宮社と諏訪社と聞きました。
熊野神社を訪れたのは今日が初めてです。角田山にはよく通っ
て知ってる気でいたのに。ホントは、まだまだ知らないことだらけ
だったと思い知らされた感じです。
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コメント
しゃくなげいろさま
リベンジおめでとうございます。
かなり宮ノ平へ出るまで長そうですね。
良ければ次回は是非声を掛けて頂き度。
熊野大権現は立ち寄り参拝したことあります。
輝ジィ~ジ様 おはようございます。コメント感謝です。取り付きがややっこしいので、人が行かずにかえっていいのかもですね。ゆっくり登りたい向きにはおススメです。後日譚です。熊野神社の由来が知りたくて図書館に通いました。時の新潟県令の肝いりで明治16年に「神社明細帳」が作られたことまで判ったのですが、肝心の熊野神社までたどり着けませんでした。(笑)
投稿: 輝ジィ~ジ | 2014年2月14日 (金) 07時35分
妙光寺ルート攻略お疲れ様です。今月は寒い毎日が続いていますが、挑戦が続きますねー!敬服します。
kazu1954さん おはようございます。妙光寺ルートの案内板は謎解きの宝探しゲームみたいで、面白いです。一度出かけられたらいいと思います。人が入らないので花の時期はきっと素晴らしいと思いますね。
投稿: kazu1954 | 2014年2月14日 (金) 16時50分
「妙光寺尾根を整備したから歩いてくれ!」って、いいですね~
そして、「とにかくあるけ!!」とか、「長いぞ!! ガンバ!!」なんて♪
2度目は成功! 良かったですね。 (*^_^*)
FUKU様 おはようございます。コメント感謝です。コース整備の恩恵を享受できるのは有難いですね。地道なボランティアの人たちの姿はカッコイイと思います。モチベーション高いですよね。今度此ノ入の御仁に出あったらその辺をジックリ聞いてみたいですね。
投稿: FUKU | 2014年2月15日 (土) 22時31分
リベンジお疲れ様でした!さすが角田山はいろいろなルートがあり、奥が深い山ですね!
静岡の岳人さん おはようございます。登山口は公表7箇所ですがその倍はあるかもですね。昔、林業が盛んな頃、自然発生的に増えたルートの名残ですかねー。雪割草が咲くと最近は関西方面からも観光バスで乗り付けて、山は人で溢れるのです。だから冬、誰も居ない尾根をゆっくり登るってのがいいですね。(笑)
投稿: 静岡の岳人 | 2014年2月17日 (月) 10時22分