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2014年6月17日 (火)

金剛杉を見に行く(会山行2日目)

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6月9日(月)晴れ
関の巨杉群は超弩級と聞きました。これが金剛杉
ですか。一目見るなり圧倒されてしまいました。

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間峰を下山して、来た道を関集落に戻っています。前方にトンネ
ルの入口が見えますね。ここが関越えの難所「禿の高(はげのた
か)」ですね。標高100mの岩壁です。

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関岬には国民休暇村が出来て、今でこそのどかなリゾート地に変
わったけど、昭和35年にトンネルが開通するまでは難儀な生活を
余儀なくされていたのです。昭和35年はオイラが小学生の頃です。

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昔は関から矢柄へ行くにも鍔峰(つばみね)の岩場の危ない道を
通ったそうです。海も山も崖マークの難所です。

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あの山、何ていうのですか?
「知行山(ちぎょうさん)だよ。山の海側半分はオレンチのだよ。」
と民宿の親爺さんが教えてくれました。
あんな急な山登れるのかなー?
「裏っ側からいい道があるから楽に行けるよ。行ってみるかい。
ここいらの、お年寄りは皆な峠越えをして馬首(内海府側)へ行商
に行って、1日で戻ったものさ。皆元気だった。」

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はーぁ。一日で。ですかー!
「明日その道を通るから。今夜ゆっくり話し聞かせてやるよ。」

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っと、まあ。そーいう話しになりましてー。
ままー。グーっといって、いってー。
「ほんなら遠慮なく。ー」

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と大いに盛り上がったのでありました。いつもながら仲間と飲む酒
は旨いですねー。

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スッキリ明けて翌9日(日)。今日の天気は上々です。

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今日は観光協会から派遣されたガイド付です。入山料1人8千円。
団体は6,500円也、1日限定16人まで。年間1,200人で〆切。
出発前に1時間のレクチャーを受講付きで中々のツアーですね。

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高額料金とレクチャーで出かける前にもう、疲れちゃいそーです。

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ゲート管理は厳重で集落の人も入れないのだそうです。自然保護
が徹底されているのですね。

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林道終点に到着しました。ここからいよいよトレッキング開始です。

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よく踏まれた、いい道です。段差がちゃんと切ってありますよ。
「この道が昔の生活道の一部です。関の女人さんたちが行商の荷
を担いで上った道なのです。峠にランプを置いて、帰り道はランプ
を灯して帰ってきたそうです。」とガイド氏。

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背負った荷は海産物ですか?とオイラ。
「いいえ。工事用の杭材を運んだようですよ。生木だから重くって
一人で担げば4、50㎏の重量になったそうです。」

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「この赤い肌の木はアテビ(ひのきあすなろ)といいます。佐渡の木
に指定されているのです。」

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「アテビの樹下は雑草が生えないのです。殺菌作用のためです。
ですから建築用材として今見直されているのですよ。」

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さあ。いよいよ大杉の出現です。何て名前の木ですか?
「名前はありません。このクラスはまだまだ序の口です。」

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「お待たせしました。これが関の大杉です。写真で見るよりずっと
大きな木なのです。人が並んで写せば大きさが判るのですが。
「根が四方八方に広がっていますから、木道から下りないで。ネ」

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大杉の根方に苔むした3体の石仏が安置されていました。
「昔山中で里人が道に迷った時に大杉に火柱が上がって、これを
目印に山を下りて難を逃れたのです。そのことに感謝して里人が
観音像を担ぎ揚げたのです。フランギの観音様といいます。」

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「これが金剛杉です。洞爺湖サミットの晩餐会に飾られて一躍有名
になった大杉です。」
あー。迫力感じますねー。まるで金剛力士だ。ネーミングがふるっ
てるじゃありませんか。

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山側に立ってこっち向いてるのは?
「鬼杉といいます。」
あー。そー言われれば何となく…。
でも、こんな大杉がこの地区にだけ残された訳って何かあったの
ですか?

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「徳川時代は佐渡は天領でした。金山の精錬に杉材は不可欠でし
た。明治政府に代わってからは皇室御用林となりました。そして大
正13年に県有林となり、戦後旧両津市と旧相川町の所有となった
歴史がありました。」

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「ドンデンから南は伐られてなくなりましたが、北部地域は新潟大
学の所有となって演習林として手付かずで残ったのです。」
あーなるほどです。残ってよかった。よかった。

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立派な道が続いているでしょ。北の黒姫越えから南の大倉越えま
で7.5kmにも及ぶ作業道なのです。ダートだけどよく整備されて
いますね。これなら黒塗りの車も通れるね。

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また大杉が現れました。人の背丈と比べるとその巨大さが判りま
す。これから山毛欅ガ平山(ぶながひらやま947m)の登り口に
ある通称「連結杉」を見に行きます。

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元は1本の杉の根方が巨大化した根のトンネルを潜っているとこ
ろです。今、ここの標高は800mと高度計が表示しています。

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2本の杉が連結しているように見えますが、実は1本の木だそう
です。以前、某地元銀行のカレンダーを飾ったことがありましたね。

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次は「王様の小径」を辿ります。王様って何が王様かって?
「この先に「大王杉」があるのです。「大王杉」の王様です。」

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あのーどの辺が大王なのですか?
「それはねー。幹が枝分かれせずに地上からスクっと立ち上がっ
ているでしょ。その辺が大王のに気品に溢れているところです。」
あー。まー。そー言われてみれば…。

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この杉、ちょっと人面に見えませんかー?

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次に現れたのはJR杉。、確かJRのCMで見かけたような…。

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これは蛸杉。タコの脚を思わせますね。まだまだ杉行脚は続きま
す。

Photo
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国土地理院背景地図等データ利用許諾番号2011-005号

歩いた軌跡(GPS) 歩程5:30(休憩含む)

今日は一日杉尽くし。佐渡の巨杉を満喫しました。

(おわり)

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コメント

佐渡にこんな大杉が在るなんて知りませんでした!屋久杉みたいで大したものですね!ガイド料、入山料を払わないと見られないんですね!佐渡も花だけではなく大杉も見事ですね!

静岡の岳人さん おはようございます。早朝出発なので、泊らないといけないのですよ。でも損得なしにサービスしてくれる、いい宿なのです。大杉も良かったけど、大酒が飲めて民宿の親爺さんの人柄に触れられたのが、良かったかな。おススメです。(笑)

投稿: 静岡の岳人 | 2014年6月18日 (水) 07時41分

話には聞いていたのですが金剛杉 迫力ありますね~ 凄い!
1日限定16人まで。年間1,200人で自然保護しているのですね。 佐渡なら近いですしいつか、友達誘ってカメラ担いで行ってみたくなりました~

FUKU様 おはようございます。お立ち寄りありがとうございます。そうなのです。石名も大きいけど、ここのはその上を行く大杉ですね。
よくぞ、ここまで育ったと思います。ガイドさんの話では佐渡は杉の成長が速いのだそうです。是非お出かけ下さい。民宿もおススメです。(笑)

投稿: FUKU | 2014年6月18日 (水) 21時26分

しゃくなげいろさま
金剛杉始め、天野氏に負けない写真の数々。
素晴らしいです。(拍手)
小生貧乏なので、参加できず残念です。
宴会も大宴会のようですね。

輝ジィ~ジ様 おはようございます。コメントありがとうございます。金剛杉は超弩級で迫力ありました。被写体は背景が靄っていた方が映えるみたいですね。山欅ガ平山の辺りは大杉ばかりで驚きました。大杉もよかったけど宿の大酒も良かったです。(笑)今度是非どうぞ。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2014年6月19日 (木) 05時32分

石名の巨大杉よりでかいのですか?
迫力でしょうねー!!
石名の杉でさえ、感激したのに、佐渡は奥深いですねー!!

kazu1954さん おはようございます。迫力の大杉なのですよ。新大演習林のゲートで厳重管理されていて、1日限定16人しか入れないといわれると入ってみたくなるのが人情ですすよね。(笑)おススメです。

投稿: kazu1954 | 2014年6月20日 (金) 12時38分

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