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2014年6月15日 (日)

シャクナゲの群生に出会う(佐渡・間峰)

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6月8日(日)くもり時々雨
今日は一泊の会山行に佐渡へ出かけました。
1日目は間峰(まみね・907.5m)登山です。

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今年も佐渡の山に登る季節になりました。去年は6月末に金北山
~ドンデン山を日帰りで縦走しました。その時のレポは⇒こちら
と⇒こちらと⇒こちら

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朝一で出航するフェリー便に乗るのです。燈台を通過する頃、並
行して航行する出漁船を見ていると、冷たい潮風が眠気眼(まな
こ)を覚ましてくれます。

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カモメが寄って来ました。甲板で誰かエビセンでも投げているみた
いです。

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今年は佐渡へ行きたい理由がありました。新造船が就航したの
です。近いうちに一度乗船してみたかったのです。4月に就航前
のお披露目があって見に行ったのですよ。乗船できるまで延々
2時間待ちの盛況でした。その時のレポは⇒こちら

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(クリック拡大)
往きに乗れるかと期待して来たのです。「ダイヤが違う」って乗れ
ませんでした。残念。横を通過して行くのは新造船じゃぁないです
か。あー。行っちゃったー。

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もう一つ佐渡へ渡りたかった訳とは佐渡文弥節の大家・北村宗演
師の出身地・矢柄(外海府)の風景をひと目見たかったのです。宗
演師の語る文弥節を聴けば観客は誰もが涙したといいます。

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師が生まれ育った矢柄の地に立ってその風土の一かけらでも感
じ取れたらと思ったのです。バスは名勝大野亀の岩峰を右に見て
海岸道路を一路、矢柄へと走ります。

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サイドカーをつけたバイクの一団とスライドしました。佐渡に魅力
を感じているのはオイラだけではないようです。

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周回道路は一旦海から離れます。崖地を避けて山の斜面を高捲
いて行きます。岬が右に見えて来ました。

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エンジン音を唸らせてバスは峠道に差し掛かりました。眼下に見
える海岸線と三角錐の知行山(385m)の景観です。素晴らしい
ですね。今夜の宿はあの知行山の麓の関集落にあるのです。

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関集落に入ります。若い人は皆、街へ出てしまい、老人ばかりが
残った過疎化の村と聞きました。山肌にへばりつくように建つ家と
急坂を上らなければ家に辿りつけない環境ってのは老人には辛
いだろうと思いますね。

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民宿に余計なものを置いたら、間峰(まみね)の登山口まで移動し
ます。途中道路沿いの矢柄の集落も通過しました。

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標識の手前を左折して農道に入ります。

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先頭を走る軽トラは民宿の親爺さんです。先導してくれているの
です。知らない道を飛ばすから、こっちは付いて行くのがやっとで
す。見失ったら迷子になっちゃいますよ。

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正面の三角山がどうも間峰のようです。

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道はダートに変わりました。すれ違いも出来ないような細い道をど
んどん上っていきます。

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赤帽子の先に駐車してる軽トラ見えます?今日は佐渡在住の会
員さんがオイラたちの入山を知って、先に道刈りに入ってくれてい
るのです。有難いですね。

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昔ながらの古い山道を登ります。大きく蛇行したり、トラバースも
あり、尾根の乗り換もありで、結構大変です。それにヤブっぽい
のです。

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標高800mくらいまで上りました。背丈を没する潅木ヤブがうるさ
く、前を塞ぎます。かき分け掻き分け、先行する人に遅れると迷い
そうです。途中から降り出した雨でもうびしょ濡れになりました。

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レンゲツツジの大群落が待っていました。山上は海から吹きつけ
る寒風のためでしょうか、咲きが遅くて今が盛りのようです。

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次に現れたのはしゃくなげ(石楠花)の群生です。おー!素晴ら
しい。

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大きく膨らんだつぼみ(蕾み)がいっぱーいです。今咲き始めたば
かりみたいですね。天に手を広げて咲く日を待っているように見
えました。オイラも元気を貰えたようです。

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登り上がるとそこはレンゲツツジ(蓮華躑躅)と石楠花の群生地に
なっていました。いやー。見事です。

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山頂に着くと、道刈りに先行した人たちが待っていてくれました。
手強いヤブに相当難儀したようです。

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オイラたちと入れ替わりに下山です。お疲れ様でした。ありがとう
ございました。

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山頂もヤブに埋もれていました。ヤブの中に二等三角点と石祠が
ありました。

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ドンデン山方面の展望は利きませんが、眼下の海を眺めながら
ランチにしました。海の彼方は遠くロシアにつながっているので
すね。

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雨が上がりました。緑がきれいです。まさに「山滴る」風景です。
海沿いの高千(たかち)集落が望めました。

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山頂は小広い芝生もあって恰好の休み場になっています。「ファ
ミリー登山」の山なのですが、アプローチが長いのと名前の通り
主脈から外れた間(はざま)峰なので、登山客は皆ドンデン山に
行ってしまって、ヤブ化が進むのでしょうね。

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でも、そのおかげで自然が保たれるのであれば、それはそれで
いいのではないでしょうか。

Photo
(クリック拡大)

歩いた軌跡(GPS) 歩程4:30(上り2:30 下り2:00休憩含)

国土地理院背景地図等データ利用許諾番号2011-005号

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林道沿いには木苺(きいちご)が大っきな実をつけていました。今
日のご褒美です。皆で摘まんで頂きました。熟して甘いのですよ。

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いつもの主脈縦走とは一味違った、マイナーな山の魅力に触れら
れて、いい山歩きができました。

(おわり)

 

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コメント

しゃくなげいろさま
いつもながらのAcademicなレポ楽しませて頂きました。
新造船、文弥節、ハーレー? 尽きせぬ興味
何処までもですね。

ツツジに石楠花 とても見事。
佐渡は花の宝庫でもあり、日本の財です。

高千のNさん感謝ですね。

輝ジィ~ジ様 おはようございます。いつもコメント感謝です。高千のNさん、有難いですね。なかなか出来ないことですよね。間峰はまだまだ手付かずの感じがしてよかったです。佐渡は民俗文化財の宝庫だと思います。時間が取れたら、定期バスを乗り継いで薪能を見てお酒飲んで島一周をしたいのが、今のささやかな夢です。(笑)

投稿: 輝ジィ~ジ | 2014年6月15日 (日) 13時39分

レンゲツツジと石楠花がとても綺麗ですね!春の季節とは違う花が咲いて佐渡はいつのシーズンに行っても良い山ですね!

静岡の岳人さん おはようございます。レンゲツツジは盛りを過ぎた頃でしたが、石楠花が咲き始めたのです。坊主頭のような蕾みを膨らませて一斉に開花したらもっと見事でしょうね。間峰はドンデンのある主脈縦走路から外れてるので、あまり人が行かないのですよ。マイナーな山の魅力ですかね。(笑)

投稿: 静岡の岳人 | 2014年6月16日 (月) 07時42分

ブログの鏡のシャクナゲが印象的ですが、お好きなんですね!!佐渡島が!
非常に雰囲気出てます。
私は、昨日の日曜早朝6時から、粟が岳に登ってきました。加茂の水源地からでしたが、頂上到着まではガスっていたんですが、着いて10分もすると雲が切れて、川内山塊の奥や反対側の守門岳の眺望が開けてラッキーでした。頂上に居た10人ほどが皆歓声を上げていました。ただ下りがきつかった。此の山を登ると、県内の山は大体登れる的なブログが目につきますが、理解できるような気がしました。

kazu1954さん おはようございます。粟ケ岳頑張りましたね。<10分もすると雲が切れて、川内山塊の奥ー感動的なシーンに立ち会えてよかったですね。そう。下りは結構来ますよね。登り終えた安堵感と下りは恐いっていう意識の刷り込みがないまぜになって、堪えるのですね。きっと。粟ケ岳をこなしたから今年も活躍を期待してます。(笑)

投稿: kazu1954 | 2014年6月16日 (月) 15時23分

しゃくなげいろ様のお名前の通りの綺麗な石楠花に出会えて良かったでしたね!
実は、まだ記事アップが停滞していますが、5月にS汽船主催で間峰へ行って来ました。
ドンデンから高千へ下山したのですが、猛烈な「藪こぎ」を強いられました。
それも雨と強風の中。
Nさんは本当にありがたいですね。

noritan様 おはようございます。コメント感謝です。雨上がりの石楠花ってきれいだなーって、暫し見惚れてしまいました。noritan様も間峰を下られたのでしたね。あのヤブコギをされたのですね。間峰ってヤブ漕ぎが魅力の山かもしれませんね。(笑)オイラたちと入れ替わりに山頂を下山される時にN氏に赤布を託したのです。迷い易い尾根の屈曲点の立木の先にちゃんと縛っておいてくれました。N氏の誠実な人柄を見た様で、とても暖かい気持ちになれました。有難いことです。

投稿: noritan | 2014年6月17日 (火) 09時29分

石楠花の群生見事ですね!直に見たら、なお更綺麗なんでしょうね~あと「天に手を広げて咲く日を待っている」名文です!文才もあったのですねぇ!佐渡には一度も行ったことありませんが、「ファミリー登山」は無理でも、行ってみたくなりました。

茨城の後輩さん おはようございます。お立ち寄り感謝です。外海府ルートは手垢がついていなくていいコースです。今年は石楠花の当たり年ですかねー。咲く周期があるみたいです。おススメです。今度お出かけ下さい。

投稿: 茨城の後輩 | 2014年6月18日 (水) 08時06分

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