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2014年8月 8日 (金)

双六岳登頂と下山行(下見2日目)

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8月3日(日)   2622峰の捲き道から鷲羽岳を遠望します
小屋の天気予報では午前中はくもり、午後雨です。
5時に朝食を済ませて早々に出発しました。

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食堂から外を眺めた槍ケ岳の夜明けです。雲が取れて晴れてく
れるといいのですが。今日のミッションは本命の双六岳登頂です。
小屋から4.5km、標高差560mを上ります。登頂後は一転一気
の下りに入ります。総距離15km、標高差1760mを下るのです
。相当きつい山行になりそうです。

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朝食は4:30が開始です。並んだ順というので、とりあえず直ぐ
並んで膳に着きました。食べて支度したら5時過ぎには出発でき
そうです。
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今朝の外気は割りと涼しいです。行く手に弓折岳と西鎌へ続く稜
線が望めました。池の鏡に映った逆さ絵もステキです。

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登るにつれて槍が競り上がって来ました。なかなか朝雲が取れて
くれません。

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ぐんぐん高度を稼いで、2410mを表示する地点まで上って来ま
した。そろそろ森林限界です。

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(クリック拡大) チングルマの群生です

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中段から振り返ると、上ってきた尾根と鏡平山荘の赤い屋根が見
えます。
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弓折岳の肩(2592m)に出ました。ここからは快適な稜線漫歩が
始まります。色んな高山植物が咲き競うお花畑が待っていました。
花の種類と数が豊富なのですよ。

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ハクサンイチゲがきれいなのでシャッターを押しっ放しで前に進め
ません。

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おっ!これは黒ユリじゃあーりませんか。♪黒百合は恋の花~っ
てね。図鑑でしか見れないような花もいっぱい咲いています。
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ガスが切れて槍穂高連峰が全貌を見せてくれました。102
(クリック拡大)  槍をズームです
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2622mピークを西に、縦走路が回り込む辺りから対面に特徴的
な2811峰が迫力です。ここまで来れば双六小屋がもう見える頃
ですが。

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俺らが学生の頃、北アルプスのデビューがここだったのです。折
立から入って、薬師、黒部五郎、雲ノ平辺の伸びやかな、この景
色、懐かしいです。
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双六岳は縦走路だけれど、大抵中道を通るから訪れる人も少な
くて静かです。特徴的な山容じゃないし、奥まった所に位置してい
るので、いつもひっそりと地味ーな山なのです。でも、オイラはそ
んなところが気に入っているのです。

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だから今年の会山行は双六岳にしたのですが。案の定、不人気は
否めませんねー。定員20人で募集したのに応募が8人だけでした。

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オイラの気持ちの中では双六岳が名山に違いないのですから。
皆さんに紹介する前に一度自分の足で登ってみたかったのです。

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先ずは2811峰を目指します。コンタが込んで岩場の直登がスリ
リングです。

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途中から見た鷲羽岳とその奥に黒岳と雲ノ平の祖父岳が望めま
した。いい眺めです。

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前峰の奥に長~い道が続いていました。本峰はまだずーっと奥
です。岐阜県側から湧きあがったガスが尾根を跨いで長野県側に
流れて行きました。

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山頂に立ちました。三角点にタッチです。メジャーな山域にあって
も、ここは静かな山頂です。ご対面が済んだ後は下りにチャネル
チェンジしましょう。

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ガスが濃くなり始めました。小屋の天気予報が当たったようです。
時間が押しています。休まず一気に下ることにします。

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双六小屋前通過が10:00です。これから2622峰の上り返しが
難儀に思えてきます。ガスが濃くなって小雨も降り出しました。兎
に角先を急ぎましょ。
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弓折の肩からぐんぐん下って池のある風景が見える所まで降りて
来ました。もうお昼です。

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ランチは定番ラーメンをオーダーしました。お味はどうか?ですっ
て。うーむ!それがね。実は朝食の時に上の付け歯が取れちゃ
って。歯がなくて噛めないって不便なものですね。情けない。富山
のコンビニでメガシャキのチューインガムを噛んだのがいけなかっ
たかしら。

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さてと。昼食が済んだら早々に出発しましょう。鏡平から新穂高ま
でたっぷり4時間のコースタイムです。今(12:30)から4時間後は
午後4時半です。ワサビ平から林道歩きもあるし、結構な下りです。

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左俣谷の川原まで降りて来ました。ルアー釣りのオジサンが竿を
振っています。釣れるのかしら?
鏡平から飛ばして小池新道入口に3時前に着きました。約2:30で
降りた計算です。足裏が痛いです。

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さーてと。ここからがまた一苦労ですね。林道歩きは疲れた脚には
殊に堪えるのですよ。今朝からもう10時間歩き通しですからね。
でもロープェーの最終便に間に合わないと、駐車場まで更に
1:30のアルバイトが待っていると思えば、急がなくっちゃ。です。

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下山届を提出したら下山はひとまず完了です。皆さんの健脚ぶり
には改めて脱帽です。お疲れ様でした。それじゃぁ、ここからもう
ひと頑張りロープウェーターミナルまで頼みます。

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5:00発の最終便にはギリギリ間に合ったようです。ヤレヤレ。
改札口で日焼け顔の単独氏と一緒になりました。聞けば南岳を日
帰り往復の帰りだというじゃありませんか。凄い人がいるもんです。

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車の所に戻ったら最後のミッションが待っています。下山後の入浴
とコンビニの場所探しです。これが今回の本命だったかもです。

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入浴の場所は件の単独氏の紹介でいい所が見つかりました。コ
ンビニも近くにありました。これで一応、下見は完了です。後は5時
間の長ドライブで新潟へ戻るだけです。帰路は松本経由で上信
道で戻ることにします。今日のうちに帰宅できるといいのですが。

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今回の山行は実にいい経験をさせてもらいました。それと課題も
見えてきましたね。1日12時間の歩行はきついです。見直さなけ
ればならない課題だと思います。1泊増にして余裕を持ったコー
ス選びと予算のことも一考の余地ありと感じました。

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そんなことを車中で仲間と話しながら、関越道に合流した途端長岡
花火見物帰りの車列に飲み込まれてしまいました。でも流れに乗
って今夜のうちに帰宅できたので良かったです。

かくして朝から晩まで大奮闘の2日間は無事終了しました。同行
してくれた皆さん、ご苦労様でした。協力、ありがとさん。

(おわり)

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コメント

しゃくなげいろさま
朝の内に槍も眺められ、まずは良かった。
貴殿にはいつも付き合ってくれるフアンがいて羨ましい。(笑)
双六で泊まったこともあるけど、確か小屋の看板揮毫は
田中澄江さんだったかな?と。
殺風景な双六岳の向こうに聳える槍の写真撮れれば・・・
CT12時間の会山行は、かなり難しいかも・・
かと言って一泊増やせば、参加者も減る可能性大?
新入会員の山経験、山に関する意識は、随分変わってきたから・・・

輝ジィ~ジ様 おはようございます。早速のコメント感謝です。今回は同行者に感謝です。朝のうちだけでも槍が拝めてよかったです。双六岳に登り着いたと同時に濃いガスに捲かれてしまいました。山の天気は微妙ですね。双六小屋の看板揮毫は田中澄江氏だったのですね。そこまで頓着なくて気付きませんでした。嗚呼残念。(笑)歩程12時間はきつかったです。1泊増だとコストが気に掛かるし、実に悩ましい部分ですね。きついを前提に2泊3日で双六・槍周回もいいかなって考えています。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2014年8月 8日 (金) 07時18分

 薬師・黒部五郎・双六岳は遠い記憶のなかにあります。多分私の北アルプスデビューだったと思います。それにしても凄い健脚ですね!今の私では、林道歩きが精一杯かもしれません。

茨城の後輩さん おはようございます。お立ち寄り感謝です。茨城の後輩さんも<薬師・黒部五郎・双六岳をホームベースにして活躍されたのですね。山頂に立てば青春の思い出が昨日のことのように甦りますよ。きっと。是非お出かけ下さい。でも3日後に筋肉痛が来て昔のロボット状態になりますよ。(笑)

投稿: 茨城の後輩 | 2014年8月 8日 (金) 12時21分

双六岳、若かりし頃のイメージで安易に考えていました。
CT 12時間は少し厳しいですね。 来年はどんな行程を辿るのでしょう?
貴重な下見山行、お疲れさまでした~

FUKU様 おはようございます。コメントありがとうございます。そうですね。1日12時間は無理がありましたね。やっぱり1日増を挟んで、西鎌、槍で1泊南岳、槍平で周回か笠ケ岳で1泊下山かでしょうか?コストと足と相談しながらですから悩ましいところですね。(笑)

投稿: FUKU | 2014年8月 8日 (金) 20時10分

下見お疲れ様でした!槍穂高連峰の眺めは素晴らしいですね、花もいろいろ有り良かったですね。やはり双六岳は北アではマイナーな山なんですね!

静岡の岳人さん おはようございます。双六岳は長くて遠い印象でしたね。下からは見えないし、取り付きまで1日掛かりだし。弓折岳の稜線は花が多くて、特に露に濡れた黒百合が良かったです。雲に隠れて見えなくても槍は探すし、双六から見た槍がいいって聞くけど、双六のことは探さないからね。やっぱりマイナーですよね。(笑)でも行って来れてよかったです。

投稿: 静岡の岳人 | 2014年8月 9日 (土) 09時53分

おはようございます。前編~後編を読まさせていただきながらの感想は、イヤー、タフですねー!!!です。
リーダーは山の知識、体力、気力、一つ欠けても駄目なのがよくわかります。
お疲れ様でした。

kazu1954さん おはようございます。それが今一だったのですよ。寒いのも嫌ですが暑いのがもっと苦手なのです。端からバテたらお願いねって仲間に言っておいたのです。でも歩き出したら、だんだん馴染んで来るっていうか、何とかなるものですね。オイラ、ランニングされるkazuさんの方がセルフコントロールにかけては絶対アドバンテージがあると思いますけどね。下山して3日後に筋肉痛が襲って来ました。(笑)

投稿: kazu1954 | 2014年8月 9日 (土) 10時06分

しゃくなげいろ様
こんばんは
鏡平からの槍眺望、双六岳あたりのお花畑
是非登ってみたいアルプスですね
楽しませてもらいました

朝日ライナー様 おはようございます。訪問ありがとうございます。弓折岳まで上ったら1日で下りるのが惜しいくらい、いい山域ですね。もう1泊して雲の平まで足を伸ばすのがいいでしょうか。朝日ライナー様も是非お出かけ下さい。

投稿: 朝日ライナー | 2014年8月 9日 (土) 20時18分

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