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2015年6月13日 (土)

権現山に登る(会山行)

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6月1日(月)晴れ
視後平(しごへい)の滝は落差約30mの大滝です。
今日は村松(五泉市)の権現山(631m)に登ります。

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「蒲鉄村松駅下車、蒲鉄バス小面谷(コズラダニ)線七往復があ
る。小面谷から見上げる権現山(631㍍)は一度訪れる価値のあ
る山である」(越後の山旅上巻 藤島玄著)

権現山は早出川(はやでがわ)の左岸にあって、川内山塊の入口
の里山です。ピラミッド型の山容はよく目立って直ぐ判ります。

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藤島玄さんの著書にも紹介されていたのですね。表側の中川原集
落から登るのが一般的ですが、今回は裏側から登ります。何故っ
て?それはですね。視後平滝(しごへいのたき)見をするのです。

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早出川ダムに向かう道路を途中で右折して林道哺土原線に入り
ます。この舗装林道は上杉(かみすぎ)のチャレンジランドに通じ
ています。滝へ下りる入口の駐車スペースには早や先客が…。

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山仕事のオジサン達でした。訪ねる人とてない山奥と決めて大荷
物を広げて談笑中なのでした。ちょっとお邪魔しまーす。

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滝の入口に看板が立っています。町の名勝指定文化財です。<
ヒルに注意>って書いてありますね。

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林道から杉林の急坂を一旦沢へ降りて、渡渉をします。ヒルが出
そうな沢を2回ほど渡渉を繰り返して、へ釣り道を沢の上流へ周り
込んで行くと…。新緑が鮮やかです。

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木ノ間越しに大滝がみえました。雪解水で増水した沢音がゴウゴ
ウと上がってきました。

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沢を詰めて滝壺が見える所まで近付きました。虹が架かってきれ
いです。

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見上げゐる滝の響きに風薫る

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大滝を眺めた後は往路を戻りましょう。沢道の途中でアサヒナカ
ワトンボをみつけました。清流に生息する妖精です。翅の色が特
徴的な繊細なトンボです。

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こっちのハナウドにとまっているのはウスバシロチョウの仲間でし
ょうか。やわらかな日差しが差す沢の中は沢音が聴こえる以外は
オイラ達だけの静寂の世界です。

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フタリシズカが花穂を立てていました。大滝を見た後はヒルに噛ま
れないようにゆっくりと駐車場に戻りましょう。

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それで、ヒルは大丈夫だったー?とお互い足許から背中から総点
検したら一匹だけストックの先に絡みついたヤツを発見しました。
早速持参のヒルバスターを一発噴射でやっつけました。

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再びバスに乗って鉄塔監視路の入口まで。身支度を整えたら出
発しましょ。

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今回は鉄塔保守道を利用させてもらいます。

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6月はオイラがリーダーを担当する山行が2回あるのです。今日
はその初日です。鉄塔に沿って一本尾根を上る保守道はよく整
備されていて安心です。

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時々、人工物が視野を塞ぎますがー

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振り返れば川内山塊の中核部が望まれて風光明媚だしー

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岩場もあるしー

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細尾根の登高もあって、飽きさせません。

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今日は小人数ですが足が揃って快調です。

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中越幹線90番の紅白ツートンの大鉄塔を真横に見れば山頂は近
づきました。奥に粟ケ岳が競り上がって来ました。

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急坂を登り切ると、ひょっこり小広場の山頂に到着しました。豪雪
で倒壊したままになっていた木造の祠は今年新調されて石の社殿
が安置されていました。石祠に「安永5年吉日」の刻字が薄く読み
取れます。

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安永元年(1776)は田沼意次が老中になった年ですね。遡ること
4年前には新潟明和騒動が起きました。信仰厚いどこぞの講中が
担ぎ上げたものでしょうか。あるいは麓の村人たちの手で…。

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二等三角点にタッチしたらー

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ランチにしましょ。いつもながら豪華です。

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ランチタイムは楽しいな。ゆっくりいただきましょう。

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食後のデザートですか。ごっつぁんです。

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午後は川内山塊を眺めながら下りました。

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正面にグシの峰とその奥に赤花尾根の大スラブが見えました。

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川内山塊特有の痩せ尾根の下りです。ゆっくりと慎重にね。

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おまけです。もう一つ権現山で忘れてならないのが、「忠犬タマ公
」のお話。(銅像は新潟駅構内にあります)
『タマ公賛歌』(樸 詩舎 作詞 かとう なるき 作曲)
一 村松町のタマ公は 雪崩がのんだ 飼い主を 生命なげだし
  掘り起こし 二度目は四人のおじさんを 救うかしこい犬でした

二 話を聞いた人たちは 忠犬と呼び タマ公が 語りつがれて
  ゆくように やさしい姿の銅像を 町の学校に建立ました

三 渋谷の駅はハチ公で 新潟駅はタマ公で 心かよわす 姉妹
   駅  知らない人には教えましょう 恩を返した物語

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上の銅像には下に『タマ公賛歌』と『タマ公物語』の歌詞が付いて
います。渋谷駅と新潟駅は忠犬つながりの姉妹駅だったのです。

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これは白山公園にある銅像です。

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トイレ休憩に寄った村松公園にもありました。

今日は藤島玄さんの本にも紹介され忠犬タマ公が活躍した近場
の名山権現山に登って、いい山行が出来ました。

(おわり)

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コメント

花だけではなく、トンボにも詳しいんですね!!
村松と言うと、早出川くらいしか思い浮かびませんが、いい山があるんですね。川内山塊ー聞いただけでワクワクします。

kazu1954さん おはようございます。珍しいトンボを見かけると童心に返って追いかけてみたくなるのです。川内山塊は秘境って感じしますね。哺土原林道の悪場峠(あくば)から木六山、七郎平、銀次郎を通って銀太郎山まで道があるのですが、片道7時間、往復14時間となるとなかなか。その内その内と思いながら踏み出せません。(笑)

投稿: kazu1954 | 2015年6月13日 (土) 09時35分

権現山 滝が見事な山ですね、相変わらずランチが豪華で美味しそうですね!それから忠犬タマ公の話は初めて聞きました、新潟駅と公園に銅像があるなんて凄い犬ですね!

静岡の岳人さん おはようございます。視後平滝は落差30mは見応えありますね。只、沢の渡渉があるので増水時はなかなか。それとヒルの難敵がいますしね。会山行の楽しみの一つはランチの豪華さです。この為に山に登るのかな。(笑)忠犬タマ公は知ってるだけで3ケ所もいるのです。ちょっと在り過ぎ?

投稿: 静岡の岳人 | 2015年6月14日 (日) 16時15分

しゃくなげいろさま
会山行実施お疲れ様でした。
写真のような細尾根、バランス悪いので
私には無理かも。
川内山塊は大昔 銀次郎銀太郎まで日帰りしたことが
有りましたが、特にそそられることも無く
(感性が鈍い?)その後、特に足を向ける気が
しませんでした。
簡単に行けない山域だから意欲をそそられる方が
多いようですが、小生にはあんまり縁が無い感じ。
忠犬 タマ公の件は知っていました。

輝ジィ~ジ様  おはようございます。いつもありがとうございます。川内山塊は木六山もマンダロク山も途中岩場、細尾根が必ずありますよね。周りがブッシュなのであまり怖さは感じませんが。オイラも誘われれば行くけど、自分から進んではどうも(笑)銀太郎山往復は立派ですね。途中の七郎平のブナ林はステキだと思います。忠犬タマ公は3ケ所も出過ぎ。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2015年6月16日 (火) 09時32分

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