« 朱鷺を見に行く | トップページ | 晩秋の小佐渡紀行 »

2015年11月 6日 (金)

世阿弥の道を歩く

090_r_2<拡大>
10月25(日)晴れ
小佐渡山行2日目、世阿弥の道を歩いています。
行く手に男神山(右)と女神山(左)が迫ります。

014_r022_r
(クリック)
日の出の瞬間はいつも厳かです。今日も晴れそうです。

034_r

世阿弥一行が上陸した前浜海岸の「大田の浦」(多田港)の海沿い
を今、歩いています。

037_r
(クリック)
今日は案内図の赤い線を歩きます。世阿弥一行が出発した日も
今朝のように晴れていたのかな?

038_r

スタートは黒根バス停前から入ります。

039_r040_r

村社の前を通り

042_r

数多の小形の石地蔵に見守られて

043_r

急坂を上り、多田港が見下ろせる集落の高台に出ました。

045_r_2
048_r

民家脇の細い小路を通って山路に分け入ります。

051_r

「室町時代の有名な能作者であり能役者でもあった観世元清(世
阿弥)は、永享6年(1434年)72歳の時、佐渡に配流された。」


052_r

「上陸した場所は大田の浦(多田港)で、当日は大田に一泊、翌日
笠取峠を通って配流先の新保に向かった。」


063_r

「この途中長谷寺に立ち寄って長谷観音を参詣したが、その折の
ことを世阿弥の書いた古謡曲集「金島書」の中に、


081_r

「山路を下れば長谷と申して観音の霊地にわたらせ給ふ、故郷
にも聞こへし名佛にてわたらせ給へばねんごろに拝礼して…」と
書き残している。


082_r

「このあと、世阿弥は無事国仲平野に出て、配流先の新保万福寺
に辿りつくのである。」(ふるさと再発見委員会)

064_r
066_r

世阿弥道の途中でナラタケ発見!採り頃です。

065_r

楢茸をみつけ小躍り両手ほど

084_r

正面に男神山、右奥に大地山(おおち)、となりの平頂は東境山(
とうきょう)でしょうか。
「国中平野から小佐渡の前浜方面へバス路線は小佐渡山脈のほ
ぼ中央部の小倉峠(約380㍍)を越えてゆく。峠を挟んで東に東
境山、西に飯出山(いいで)がある。」


085_r

「峠の南西に男神山、女神山と信仰と伝説の山が寄り集まってい
る。(中略)男神山は拝ミ山ではあるまいか。男神山と文字が変わ
ってそれに対応させて後から女神山ができたと考えられる。」
(「越後の山旅 上巻 小佐渡山脈の山」藤島玄著)

086_r_2

多田港に語りつがれる「三助とお菊」の素朴な農耕発祥伝説があ
って男神山に三助が女神山にはお菊が祀られているそうです。

088_r087_r
(クリック)
丸山集落まで来ました。ここで案内図の黒線を通って長谷寺に向
かう世阿弥道と別れて赤い線を辿ります。行き着く先は…

095_r

今日は近郷近在の人たちで大賑わいの秋祭の最中でした。スピ
ーカーの大音量に乗って聴こえてくる泣き節に覚えがあります。

098_r_3

矢柄(外海府)の名太夫・北村宗演の「山椒太夫」の語りによく似
た節回しの浄瑠璃語りにあわせて、常磐座の文弥人形が上演さ
れてるところでした。

100_r

哀調を帯びた文弥節には、引き込まれる魅力がありますね。熱心
に鑑賞中の皆さんの傍に腰を下ろして見入ってしまいました。

103_r

太夫のべんべんと掻き鳴らす三味線と文弥語りにすっかり魅了さ
れてしまいました。
佳境なる文弥人形島の秋

112_r

文弥芝居が終了すると続いてマツタケ狩大会の列に並びました。

113_r

聞けば、皆さんこのイベントのために大集合をしたらしいのです。
50本のマツタケを狙って300人が集まって、案内人に先導された
大行列がつながって現場に向かいます。オイラ達も後に続きまし
た。

116_r

ヨーイ、ドン!で宝探し開始ー。

119_r

「はーい。みーつけ!」早くも名乗りです。

122_r

「こっちもー!」

126_r

残念ながらオイラは一本も見つけらずに終了時間となりました。

127_r134_r
(クリック)
まつたけとは縁がなかったけど、公園を一周して紅葉を堪能出来
たから、もう満足です。

140_r

紅葉山は有名で島外からのリピーターも多いのだとか。

141_r

〆は加茂湖が見渡せる温泉にゆっくり浸かり、風呂上りのビール
がまた美味でした。

143_r

お土産も買ったし、思い出を胸に帰りの船便に乗船したのです。
今回は晴れていい旅になりました。

(おわり)

|

« 朱鷺を見に行く | トップページ | 晩秋の小佐渡紀行 »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

佐渡は能や浄瑠璃やら文化の島ですね!!
単なる観光だけの島ではないようですね。
秋が深まってきました。
二~三日前から、飯豊の山頂辺りが、雪の冠を見せ始めました。
3日に弥彦のもみじ谷を歩いてきました。
夫婦で出歩くことは、希なので(笑)車をやめて、久しぶりに電車の旅をやってみました。紅葉も最高でしたが、歩いた後のビールが美味かった!!帰りの電車を待っている間に、駅の横道の奥のカフェで珈琲を飲んだり、TVの小旅行番組のような一日でした。
貴兄も是非どうぞ!!

kazu1954さん こんばんは。紅葉山公園で文弥人形の上演の場面に折りよく居合せて感激でした。文弥節は胸に迫るものがありますよね。飯豊連峰が冠雪しましたね。いよいよ下界にも雪の便りが近いでしょうか。奥様と電車で弥彦の紅葉見物ですか。奥様孝行されましたね。電車で旅行なんてステキじゃないですか。飲めるし(笑)秋日の差し込むカフェで喫茶も憧れます。

投稿: kazu1954 | 2015年11月 6日 (金) 14時58分

日本海の日の出見事ですね!世阿弥の流島の話しは知りませんでした、佐渡島は歴史といろいろな伝説があるんですね!紅葉とマツタケも良いですね、佐渡産のコシヒカリも美味しいです!

静岡の岳人さん こんばんは。凪の朝、海の日の出は神々しいですね。佐渡側からは弥彦角田が新潟とは左右逆に見えるのです。
政争に敗れた貴人の佐渡が流刑地になったのですね。だから同じ新潟県でも佐渡は言葉も文化も違うのですね。芸能も盛んだし芸術家も大勢輩出しているし。紅葉山の紅葉はきれいですね。佐渡産米は水がきれいだから美味しいのでしょうね。静岡の岳人さんもまたいつか、佐渡へおいで下さい。

投稿: 静岡の岳人 | 2015年11月 6日 (金) 16時13分

素晴らしい日の出から始まって世阿弥の流島の道を辿り、文弥人形の上演、まつたけ狩り大会と、温泉… 羨ましく拝見致しました~!
べんべんと掻き鳴らす三味線と哀調を帯びた文弥節、聞きたかったで~す♪

FUKU様 おはようございます。訪問ありがとうございます。返事が遅くなってスミマセン。三連荘で山へ行ってました。世阿弥の通った山路は予想通りいい所でした。畑野~多田間のバス便は一日2便の不便さが昔とあまり変わらない風情を残しているのかもしれません。棚田に立つと海から辿って来た尾根道が見渡せるのです。生で聴く文弥太夫の弾き語りは良かったですね。今度ふらふらと一人旅のさ迷い歩きをしたいな。(笑)

投稿: FUKU | 2015年11月 6日 (金) 21時36分

しゃくなげいろさま
粋で内容豊富な道のりのようですね。
文弥人形は一度は観てみたいもの。
懐が寒いので、羨ましき限り!

輝ジィ~ジ様 おはようございます。いつもありがとうございます。今回の上演は常盤座という女性だけの座とのことでした。太夫の節回しが矢柄の北村宗演師のそれとよく似ていたのに驚きました。劇の筋立てはよく判りませんでしたが、野外席のムシロの上で、ワンカップ片手で聴く文弥節にすっかり参ってしまいました。(笑)

投稿: 輝ジィ~ジ | 2015年11月 9日 (月) 20時35分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 世阿弥の道を歩く:

« 朱鷺を見に行く | トップページ | 晩秋の小佐渡紀行 »