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2016年5月14日 (土)

西山日光寺春祭

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<拡大>5月8日(日)晴れ
今日は西山日光寺(阿賀町)の春祭りに出
かけました。秘仏の御開帳があるのです。

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麓の集落の世話役さんたちが祭の準備の真っ最中でした。

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御開帳が始まるのは10時過の筈なので先に旭滝を見ることに。

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旭滝は日光寺のある所から南へ標高差130mほど下った姥堂川
にあります。

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(クリック)奥深い山中には大人3人が両手をつないだくらいの太幹
の老杉が点々と立っています。

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落差35メートルの豪快な滝音と飛沫が近づいてきました。沢床へ
降りてみました。前日の雨で増水した上に足場が悪くて渡渉点が
見つかりません。

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(クリック)滝壺まで近づけないので落ち口が見える高さから眺め
ることに。それでも結構な迫力でした。堪能したら往路を戻ります。

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行きも帰りも道が不明瞭なので、往きで貼った赤布を復路で拾い
ながら戻りました。

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新装なった山門の左右に安置されている金剛力士像は鎌倉時代
の作で県の指定文化財になっています。

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(クリック)覗いた左の柵には「阿」!と口を開いて右手の金剛杵を
構えた阿形像が安置されています。

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「阿吽」とは日本の五十音の「あ~ん」を表して宇宙のすべてを包
むのだそうです。

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(クリック)右柵を覗くと「うむ!」と口を結んで右手を張った「吽」(う
ん)形像です。阿吽の仁王が左右から境内に侵入する悪を防いで
いるのでした。

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山門をくぐったらもう一つ、境内の長い参道の中に立つ山門へ登り
ます。

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さらに続く長い石段を登り切った奥に秘仏御開帳の薬師堂がある
のです。

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堂内で御開帳が始まったようです。

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3人の和尚さんが内陣に座って護摩壇に火が焚かれてありがた
い読経が始まりました。

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御本尊は薬師瑠璃光如来です。左右脇侍の左に日光菩薩、右に
月光菩薩の薬師三尊像が。如来と菩薩を守る眷属として十二神将
も一緒に御開帳されました。

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日光寺とは脇侍の日光菩薩の御名からつけられた名前なのです。
西山日光寺は今は無住寺で魚沼市の和尚さんが管理して、祭事
の時に来られるのだそうです。

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右の和尚さんが持っているのはホラ貝です。御開帳では結界でほ
ら貝を吹き、太鼓をたたいて真言を称え、幣でお祓いをしてもらい
ました。

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縁日は年四回、初薬師に始まり夏、秋祭と戸立薬師で終ります。

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(クリック)これは先代和尚さんが生前にユースホステルを経営さ
れていた頃に通い詰めた御礼にといただいたものだと会の先輩
が見せてくれました。

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先輩がお参りに行くというので後に続いて裏山に登りました。歴代
住職の10基並んだお墓のうちに享保年間と読める苔むしたお墓
もありました。

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西山日光寺の開基は古く、桓武天皇の勅願寺として延暦元年
(782年)に伝教大師最澄が創建したと縁起にあります。8世紀
の奈良の平城京で天平文化が栄えていた頃のことです。

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午後に旧参道を歩いてみました。今ではすっかりヤブに帰ってい
て僅かに道形だけが残っていました。

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まさに「夏草や兵どもが夢のあと」(芭蕉・奥の細道)の情景を見る
思いです。

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西山日光寺は最近になって地元新聞に取り上げられて、俄かに有
名になりました。興味のある市民の方々が大勢来られました。その
中に句会の先輩方の姿もありました。

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年4回の最後の縁日、11月10日の戸立の薬師にまた訪れてみ
たいと思いました。今の若葉の山がきっと真っ赤な紅葉に彩られ
ていることでしょう。

(おわり)













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コメント

西山日光寺の秘仏御開帳とはさぞかし御利益の有る事でしょう!滝も見事!行きも帰りも道が不明瞭なので赤布を使うとはさすがですね!私は15日に百名山の両神山に登りました、途中の両神神社には狛犬では無く山犬(日本オオカミ)が在りこれも「阿吽」の口でした。

静岡の岳人さん おはようございます。3人の和尚さんがほら貝を吹いて太鼓をたたいて護摩壇で祈祷するのです。幣でお祓いもしてもらいました。以前は登山道も参道も整備されていたようですが、今は訪れる人もいなくなってヤブに還ってしまったのです。両神山は日本武尊の昔から霊験高い神山だからきっとご利益がありましたね。狛犬がオオカミとは面白いですね。オイラもいつか訪ねたいです。

投稿: 静岡の岳人 | 2016年5月16日 (月) 12時37分

しゃくなげいろさま
こんにちは
無住寺とは言え、由緒ある古刹。
麓の集落の皆さんの伝統を受け継ぐ姿には
敬意を表したいですね。
山門新装とは大したもんですね。

輝ジィ~ジ様 おはようございます。いつもありがとうございます。旧会津藩領の土地柄でもともと会津の文化圏なのでしょうね。麓の集落の檀家50人で伝統を守り続けているのですから立派だと思いますね。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2016年5月19日 (木) 17時59分

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