白根大凧合戦
引く綱の先を辿っていけば、既に空中戦で絡まった凧の骨組みが
川の真ん中辺に残されていて、両岸から綱引き戦の開始を待って
いる所でした。
審判員の白旗が挙がって引っ張り合戦開始ー!
エイッサー!ホイさー!と掛け声懸けて懸命に引っ張ります。
やったーぁ!勝ったぞー!と両手をあげて勝鬨を挙げました。
大凧が揚がりました。畳24枚敷きの大凧が悠々と上がっていき
ました。24畳とは縦7m横5m重さ50㎏あるそうです。
狭い長堤防の道を大凧を担ぐ若衆連が通り過ぎて行きました。
中之口川は昔、直江川といいました。戦国時代の越後の武将直江
兼続が領民を指揮して開削した川だといいます。
雨が降る度に氾濫する田畑の悪水を川に流して抜くための大改修
工事が完成した元文2年(1737)に東白根の領民が新発田藩の
殿様から拝領した凧を揚げたところ、川向いの西白根の民家に落
ちて損害を与えてしまいました。
これに反発した村上藩領だった西白根の領民が凧で応戦したの
が合戦の始まりといわれます。(「広報しろね」)
(クリック)今日は最終日とあって「いか凧」がバンバン揚がります。
大凧に比べて小さ目の六角凧を「イカ」というのです。
ハッピ着て地下足袋姿の若衆の動きはきびきびして見ていて爽や
かな気持にさせてくれました。
縁日の屋台でやきそばを買いました。
金魚市も懐かしい風景でした。
(クリック)
また大凧が揚がりました。夏の風物詩の凧合戦が終われば、い
よいよ梅雨に入ります。
凧合戦終えてこれより梅雨の村
(おわり)
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コメント
浜松市にも凧上げ祭りがありますが、白根の様な凧の引っ張り合いの大凧合戦ではないですね!こちらの方が迫力がありそうですね!
静岡の岳人さん おはようございます。白根凧合戦には凧師がいて東組は西へ、西は東へ揚がって川の真ん中で絡むように作るようです。町内ごとに図柄が決まっていて絵師が描く役者絵などは見事です。開催期間中は観客で溢れて普段は静かな町が俄かに活気づくのですよ。(笑)
投稿: 静岡の岳人 | 2016年6月17日 (金) 08時41分
しゃくなげいろさま
白根大凧合戦伝統行事で素晴らしいと思いますが
数年前に一度 観覧席から観たり、真似事で
参加したりしましたが、司会進行が20数年変わっていない下手な女性で幻滅でした。
全国にも誇れる行事だと思いますが、万年同じで
工夫が足りなければ衰退免れません。
観客数も近年減っているのでは?
凧は素晴らしいと思っていますよ。
輝ジィ~ジ様 おはようございます。いつもありがとうございます。確かにダミ声のおばちゃんがアドリブも交えてアナウンスしていましたね。全国的に有名になった行事ですが、運営は仲間内で満足しているのかもですね。そのローカル味がまたいいのかもしれませんが。(笑)
投稿: 輝ジィ~ジ | 2016年6月27日 (月) 18時46分