雪の古城址(村上紀行)
JRで村上を訪ねるのも久しぶりです。40年ぶりに降り立つ駅前風
景は随分変わっていました。
二之町、三之町は昔二の丸、三の丸があったと所と聞きました。
武家町はどことなく落ち着いた雰囲気がありました。
家並の奥にお城山が見えました。道すがら大宅の家の庭先に椨
(たぶ)の木(別名女帝の木)の大樹に目を引かれました。
小吹雪の二の丸跡の女帝の木
入口の石碑の刻字が風雪で読めません。今日は寒波で時折吹雪
きました。
相当冷えてきました。地吹雪で目口もあきません。
古城址の石垣高し雪煙
(クリック)
天守閣跡に佇つと眼下に市街地と鮭漁の三面川を挟んで対岸に
雪雲垂れる下渡山(げとやま)が見えました。
雪晴の十万石の鮭の町
町中で地酒を買いました。ランチにちょっとだけ頂いてほろ酔い気
分になりました。
午後千匹の吊し鮭を見学しました。町屋の広い土間には鮭の匂い
が残っていました。
大寒の土間の千本吊し鮭
鮭料理は頭から尻尾まで捨てる所がありません。
塩引を干して寒風ほしき頃
お土産に鮭落雁を買いました。鮭の切り身をかたどった中にこし
餡が入って甘い落雁でした。
(クリック)
おしゃぎり屋台の大工町の乗せ物は“諫鼓に鶏”という見栄えのす
る大きな鶏が乗っていました。<諫鼓鶏(かんこどり)が鳴く>の故事
に依るのだそうです。酉年にふさわしいと一枚撮りました。
(クリック)
今日は俳句仲間が参加するというのでオイラもついてきました。
期待した往復の電車内で俄か句会は果たせませんでしたが、雪
の吟行は楽しい旅になりました。
(おわり)
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コメント
雪中吟行でしたか。お疲れ様です。
倅のお嫁さんの実家が大工町なんです。
臥牛山頂上は初めてみました。
大工町のオシャギリは確かに見応えあります。その実家は確か、お祭りの際、オシャギリのスタート地点で、台輪に乗せる人形が飾ってありました。
kazu1954さん おはようございます。雪の臥牛山は石垣と天守閣跡の眺めは見応えがありました。お嫁さんが村上の方だったのですね。村上は住み安いいいい所だと思います。大祭は見るより参加しておしゃぎりを引っ張ると楽しみ倍増って気がします。後の直会も楽しみだし。(笑)
投稿: kazu1954 | 2017年1月25日 (水) 10時10分
村上市も凄い雪ですね、昨年の夏に行きまして千匹の吊し鮭、おしゃぎり屋台の博物館も見ましたよ!なかなか風情の有る城下町でした。鮭と村上牛が美味しかったです!
静岡の岳人さん おはようございます。去年旅行されたのでしたね。雪の村上も風情があってなかなかいい感じでした。ランチに昼酒飲んだらほろ酔いのいい気分になりました。(笑)
投稿: 静岡の岳人 | 2017年1月25日 (水) 17時32分
会山行かと思いましたら、吟行でしたか!
雪の吟行は風情はありますが寒そうですね。
良い体験をすると、良い句も沢山出来ますね。
村上は永らく言っていません・・・
のりこ様 おはようございます。会山行なのですよ。オイラが一人吟行しているだけで。最近は山行なのか吟行なのか動機があいまいになりまして。(笑)着膨れているので寒さも苦になりません。“着膨れ”も“寒さ”も季語にして何でも句にしてしまいます。雪の村上はいいですね。
投稿: のりこ | 2017年1月26日 (木) 23時17分
しゃくなげいろさま
新潟と異なり、城下町の村上はこの季節には
殊更趣きが感じられますネ。
見どころも満載、いずれの句も秀作かと
思われます。
素晴らしい才能に敬服。
輝ジィ~ジ様 おはようございます。いつもありがとうございます。鮭漁も終わり、雛祭りの前でまだ町めぐりも何もない時期の雪の日の村上もまたいい味出してるように思いますね。吟行の緊張で(笑)吹雪も気になりませんでした。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2017年1月30日 (月) 05時56分