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2017年6月16日 (金)

石名清水寺の微笑仏

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石名清水寺は檀特山の別当寺です。近郷の檀越
を勧誘し長承元年(1132年)に開創されました。

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別当寺とは本地垂迹説によって神が仏の権現(本地仏)であると
い云う江戸期以前の神社を管理するために置かれたお寺さんな
のです。

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檀特山は釈迦のお在す山として釈迦信仰が中心に置かれました。

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檀特山の護法神として四座の神が祀られました。青龍権現、石廟
の三部権現、湯殿・月山の二霊神が勧請されたと伝えられます。

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弘法大師の開創にかかわる真言宗系の行者と湯殿山系の行者が
ともに佐渡の檀特山の登拝にかかわっていたと推測されるのです。

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木喰行道は精力的に島内で活動して島民の崇敬を一身に受けた
のでした。随所で仏像を刻み大きな足跡を残しました。

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鉈彫のみ仏ひそと梅雨の堂
もとは檀特山釈迦堂にあったという木喰行道作の薬師如来坐像
と地蔵仏が今は石名清水寺に安置されています。

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色をなくした裏佐渡の海沿いの家並みを通り過ぎました。

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前方に「禿の高」の岩壁が見えて来ました。島内一周道路が完成
するまでは峻烈な山越え道を遠回りしていたと聞きました。

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ながし吹く文弥太夫の出でし村

矢柄集落のバス停前に文弥節の名人北村宗演師の碑が建って
いました。

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北村宗演師の生れ育った村の原風景を見たいと思ったのです。

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軒低き裏佐渡の村卯波立つ
三味線を掻き鳴らしつつ語る名人北村宗演の『山椒太夫』の泣き
節が聴こえてくるようです。

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鍔峰のトンネルを過ぎて関集落に入りました。透明度の高い汀の
波は静かでした。

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銘々に今朝釣揚げし黒鯛(ちぬ)の膳

食べきれないほどの海の幸がずらりと並びました。

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星涼し浜風涼し島泊り
地酒を脇に飲むほどに酔うほどに夜は更けていきました。今日は
一日ご苦労さんでした。

(おわり)

参考図書 『越後・佐渡の山岳修験』(修験道歴史民俗論集3
       鈴木勝英 著 法蔵館発行)



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コメント

佐渡もいろいろ歴史の有る所ですね!民宿の魚料理が凄いですね!私が先日行った神津島も魚三昧でしたよ!「銘々に今朝釣揚げし黒鯛(ちぬ)の膳」今さらですが、写真と俳句がコラボしていますね!

静岡の岳人さん おはようございます。木喰行道の鉈彫の仏像が佐渡にも新潟の山奥の寺に今も数多く現存します。いいお顔の仏様なのですよ。神津島へ旅されたのですね。魚三昧とは。昔天上山へハイキングしましたね。エメラルドグリーンの海の色は青春のよき思い出かな。(笑)

投稿: 静岡の岳人 | 2017年6月17日 (土) 08時37分

黒チヌの刺し盛りですか!!
羨ましい。美味いんでしょうねー!

kazu1954さん おはようございます。今の時期海辺の民宿は魚尽くしで豪華でした。大皿に鯛、鯵、飛魚。栄螺のつぼ焼き、ソイの塩焼、カワハギ肝煮とフライに…といろいろ出ました。呑み過ぎました。(笑)

投稿: kazu1954 | 2017年6月20日 (火) 10時51分

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