素十忌40周年記念句会
今年の素十忌(すじゅうき)に全国から63名の雪同人が集合しま
した。40周年の節目の大会というので、東京の某大手出版社の
編集長氏と某大物俳人が取材のためにと参加されたのでした。
高野素十(たかのすじゅう)、素十は俳号です。俳人高浜虚子の高
弟で新潟大学医学部教授時代に同教授の中田みづほ先生たちと
俳誌「まはぎ」を刊行して亀田に俳句文化を育てられました。
「三日月の沈む弥彦の裏は海」(素十)
素十先生の壮年期の遺影と自筆の句が祭壇に飾られました。三
日月の句はオイラのお気に入りの一句です。素十先生亡き後も
忌を修し、遺徳を偲んで毎年市内の老舗ホテルで句会を続けて
来たのでした。
・口遊む三日月の遺句素十の忌
・子持ち鮎川下る頃素十の忌 (主宰選2句)
・素十筆小短を蔵す萩の宿 互選2点句
・金風忌済めば海鳴る日の多し 5点句
・口遊む三日月の遺句素十の忌 2点句
・子持ち鮎川下る頃素十の忌 2点句
現在は蒲原ひろし先生が主宰を務められて今年で40周年、俳誌
雪創刊後481号を数える節目となりました。
ここまで来れば500号はもう直ぐです。益々盛り立てて行きたい
ものです。
(おわり)
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コメント
「口遊む三日月の遺句素十の忌」なかなか良い句ですね!素十忌の40周年記念大会盛大ですね。貴兄も雪同人の一人なのですか?たいしたものですね!
素十先生の三日月の句がオイラは好きなのです。会員は皆老人ですが、この日のために北は北海道、南は九州から飛行機で駈けつけて、前日からホテルで句会を開くという強者揃いなのですよ。(笑)キャリア40年のベテランも駆け出しのオイラでも投句、互選は皆平等なので居心地がいいのです。(笑)
投稿: 静岡の岳人 | 2017年10月23日 (月) 10時20分