黒山に登る(51番~45番)
新潟を出る頃降っていた雨はR49の取上橋を渡る頃には上りま
した。今朝の雪で一面白くなりました。
取り付きからジグザグを切る急坂になりました。厚く積った落葉の
上に積った雪で足元が滑りました。
登り上った最初の鉄塔に「鹿新線51」番のプレートがありました。
これから順に番号を逆に辿って黒山直下の45番までアップダウ
ンを繰り返して進むのです。
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奥阿賀の奥の大阿賀七曲り
眼下に阿賀野川を横切るR49の取上橋と、対岸に雪雲が掛かる
菅名山塊が見えました。
新潟から眺めると左に五頭山塊、右の菅名山塊に挟まれた阿賀
野川の谷の正面に見えるドーム型の山が黒山です。いつか登っ
てみたいと常々思っていたのです。
取上三角点(237.1m)を過ぎると、急な支尾根の降り口に長い鎖
が付いていました。足場が滑るので木枝につかまって順番を待ち
ました。
足場の悪い巡視路を一旦離れて支尾根の沢の源頭まで降りま
した。沢を渡って尾根を乗り換えました。
むせかへる生木の匂ひ冬木の芽
支尾根は取付からヤブ漕ぎの開始となりました。
縦横に伸び出た枝をかき分けると、枝の跳ね返しで顔を鞭打たれ
擦り傷、打撲は当たり前。手荒い洗礼を受けました。
200m上って巡視路に合流しました。刈り払いされて歩き易い巡
視路の有り難味がよくわかりました。
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行く手に46、45番鉄塔が見えてきました。左のドームが目指す黒
山でしょうか。
おや!熊の足跡発見!近くにいる気配を感じて、皆でホイッスル
を鳴らしました。この足形からすると子熊かしら?この後、谷へ下
って行く足跡を見つけてホッと安心したのでした。
45番鉄塔着。取り付きから3時間かかりました。ここから一旦巡視
路を離れて黒山への尾根に入りました。
地籍調査のマーカーを拾いながら登りました。
標高差120mを直登しました。
斜度が緩んでその先の台地状の高みに進むと左手に小広い山頂
に着きました。周囲は木立に囲まれて眺望はありませんでした。
小春日の貸切の山頂でワイワイやりながら楽しいランチタイムと
なりました。
(おわり)
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コメント
鉄塔の巡視路を巡るコースですね、もうすっかり雪山ですね!ヤブ漕ぎもあって大変なルートですね、クマはまだ冬眠していないのかな?私は10日に藤枝近郊の里山に登りその後また何回めの忘年会でした!
静岡の岳人さん おはようございます。大寒波襲来でまた昨日一気に降りました。親離れしたばかりの子熊が食べ物が少なくて冬眠できないのかもしれません。自然は厳しいですね。今月は何やかにやで忘年会が続きますがお互い飲み過ぎに注意しましょう。(笑)
投稿: 静岡の岳人 | 2017年12月13日 (水) 10時16分