奥の院を訪ねる
檀特山を下山した後、荒れた林道を北へ進み、ヤブの林道が西へ
屈曲する地点で右の山道に入りました。
樋状の道をずんずん下って行くと、苔むした石仏が置かれた
分岐に出ました。この標識の矢印を左に入りました。
左手尾根に並び立つ巨杉群は圧倒的な存在感がありました。
巨杉群の尾根を回り込むと道はさらに急坂となり、ずんずん下っ
て行くと外海府の海から押し寄せた霧に覆われて幻想的な谷底の
台地の広場に着きました。
昔は西向きに一丈六尺四方の瓦葺の釈迦堂が建っていましたが
昭和42年(1967)の台風で倒壊し、現在の小屋になりました。
中に釈迦如来立像が安置されてあり、「檀特山大権現」の扁額が
掛けられていました。
目鼻なき石に還りし梅雨佛
小屋の裏手に苔むして風化した石仏群がありました。いつ頃の時
代からなのか、長い歴史を感じました。
丁度、麓の石名集落から草刈に登ってこられた世話人さんから、
いろいろと奥の院の話を聞かせてもらいました。
奥の院を辞去した後は往路を戻り、石名側の登山口に出て石名
集落の別当寺の清水寺に木喰さんの手彫りの仏像を拝観させて
もらおうと向かいました。
(北佐渡紀行 その3)
(おわり)
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コメント
途中超弩級の大杉も凄いですね!金剛山、檀特山に今度行きたいですね!佐渡島はお酒も魚もお米も美味いから何度行っても良い所ですね!
静岡の岳人さん おはようございます。一般コースから外れているので山行データがないのですよ。午後になると海霧が辺りを隠すので、霧の中から巨杉が現れるとド迫力です。(^^)民宿の魚料理も魅力です。
投稿: 静岡の岳人 | 2018年6月29日 (金) 09時12分