志賀山に登る
宿の裏手にでんと聳える笠ヶ岳が目を引きました。硯川登山口は
宿の真ん前にありました。
昨年は確か右手から緩やかにゲレンデを回り込んで前山リフトの
山頂駅に出たのですが、今日は雨雲予報が押して来ているので
リフトに乗りました。
しらびその林をぬけて沼黄葉
遊歩道を進むと渋池に出ました。浮島はもう草黄葉が始まってい
て、誰もいない湿原の風景には風情がありました。
遊歩道を二股で左に入り木道を進みました。木道が終ると笹原の
登山道となり、今朝まで降っていた雨の影響でぬかるみに嵌らな
いように気を遣いました。
シラタマノキの白い実は齧ると歯磨き粉みたいな味が特徴的で
今頃高原に普通に見られます。
(クリック拡大)
岩が露出した歩きにくい急坂を登って稜線に出ました。山頂付近は
薄く紅葉していました。
登山口付近では閉じていたオヤマノリンドウが開き始めていまし
た。展望盤が置かれている山頂は木立に囲まれて展望がありま
せん。
志賀山2035.5mの三等三角点にタッチしました。三角点峰から
眺望が展けて、鞍部を挟んで北側に2040mの裏志賀山が対峙
していました。
志賀山はピラミッドピークなので、岩が露出している急坂を慎重に
下って、裏志賀山に向かいました。
裏志賀山は展望の山でした。指さす先に大沼と赤石山の崩壊地
が見えました。
結界の紙垂(しで)あたらしき秋の宮
草地の稜線を奥へ辿ると、木立の中に結界が張られ志賀山神社
が祀られていました。
一山を神とし祀る秋の宮
志賀山神社に参拝したあと、池塘の点在する四十八池に下りま
した。急坂が緩むと「志賀山神社」の扁額のある鳥居をくぐり四十
八池に着きました。
(クリック拡大)
四十八池はそれほど広くはなく、所々に
池塘が点在してまとまった美しさがありました。
奥志賀の神在(ま)す山の薄紅葉
志賀山連山と池塘の眺めを楽しみながら
四阿で宿のお弁当を拡げました。
ランチを終えて前山リフトに戻ってくる頃には
予報通り雨になりました。宿に帰ってゆっくり温泉に浸かりました。
長野駅から新幹線に乗りました。楽しかった時間は瞬く間に過ぎ
また来年の再会を約して車窓の人となりました。
(おわり)
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コメント
ブログの編集上手く出来ていますね!昨日のことのように記憶が蘇ってきます!来年は熱海温泉と近くの山を予定しています。お楽しみに!
静岡の岳人さん おはようございます。楽しみは瞬く間に過ぎしまいましたね。やはりワクワク待っている方がいいのかも。(*^^*)
来年は伊豆の山かしら。楽しみです。
投稿: 静岡の岳人 | 2018年9月19日 (水) 08時28分
ゆったりのんびりした山行なのでしょうか?
楽しそうですね。
kazu1954さん おはようございます。みんな老いたので、急がず、頑張らず、ゆる~い山行なのです。(*^^*)
投稿: kazu1954 | 2018年9月19日 (水) 11時25分