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2018年12月 4日 (火)

吟行句会に行く

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11月20日(火)くもり
豪農の館・伊藤邸(江南区)へ三会合同の吟行
句会に出かけました。

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今日は何から詠もうかしらと。〆切は1時、投句は5句だから、
早々に俳句モードに切り替えて観察タイムに突入しました。
吟行のコツは「見て、見て、見て、見る」ですから。
先ずは目の前の銀杏に向かいました。

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黄落のつづいてをりし寂光土
「黄落の」を上五に置いて、中七に「つづいてをりし」として
下五に「寂光土」。
こんな具合で黄落と寂光土が響き合うといいのだけれど。

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寂光土とは御仏の在す処の意味です。俳人川端茅舎
が最初に使った言葉だと主宰の先生が教えてくれました。

もう一句。
黄落を従容と待つ大銀杏
銀杏の木が黄葉をすべて落して裸木となる前の一瞬の
華やかさを詠んでみました。

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次は蓮田の前に来ました。ホントは対象物の前で粘って4、5句
くらいはものにしたいところですが、〆切時間が気になって仕方
ありません。

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枯蓮の折れし先みな水漬きたる
枯蓮の骨が折れて、葉っぱの先がみんな水に浸かっていたのを
詠んでみました。「どっかと腰を据えれば、
見えなかったものも、やがて見えて来る
んだよ。
とは主宰の言葉。

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五輪塔石の御仏竹の春
土蔵門の脇にその昔、五頭山麓の蓮台野遺跡から発掘採集
されたという五輪塔と石仏群がありました。「竹の春」は秋が深
まるほどに青々としてくる竹に因んだ 秋の季語です。

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小作人取立帳や身にぞ入む
その昔豪農の経済を支えたのは小作人たちでした。
母屋の2階の陳列棚に帳簿類が堆く残っていました。
身に入む」は秋の季語、「ぞ」で強調しました。

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冬座敷明治のままの大時計
よくありそうな句を詠んでしまいました。豪農の屋敷の玄関には
振り子の大時計が時を刻んでいました。

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土蔵門大玄関の冬紅葉
食事の後
、句会が始まりました。今日は盛沢山の句材を
前にして各会の俳人さんたちの秀句が披講されたことは
言うまでもありません。
(おわり)

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コメント

吟行のコツは「見て、見て、見て、見る」ですか「見えなかったものも、やがて見えて来る」なるほど確かにそうですね!納得!!「五輪塔石の御仏竹の春」この句が写真とピタリとマッチしますね!「黄落のつづいてをりし寂光土」これもまた良いと思いますよ!

静岡の岳人さん おはようございます。お褒めの言葉ありがとうございます。(*^^*)吟行は言葉遊びの訓練場ですが、緊張感があって為になります。句友もしっかり見ていて、いい句が出て来るのですよ。

投稿: 静岡の岳人 | 2018年12月 5日 (水) 09時08分

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