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2019年2月 1日 (金)

月山に登る(阿賀町)

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1月25(日)雪
山の上の宮へ三尺雪を踏む
午後、小山集落から月山を目指しました。

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ふかぶかと雪のふとんに山ねむる
除雪端からワカンを履いて林道を歩き、棚田の雪原を横切って
杉林の奥から尾根に取り付きました。

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この山域一帯は月山神社の神域で新潟県の特別保護区域に
指定されています。

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「月山尖峯屹立するもの五十餘丈嶺に月山神社あり在昔何時の
比か江川駿河と云ひしもの越中立山神を信仰し年々参詣する
もの三十三回に及びたりー

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一夜夢に神人来り告げて曰く汝我を信ずること厚し我汝が子孫
を擁護すべしと駿河之を奇瑞とし社を建てゝ之を祭しと云ふ村民
神威を尊び斧斤を嶺上の樹木に入れず之を遠望すれば山巓
翠蓋を頂く如し」(東蒲原郡史蹟誌)

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鎮守の杜には大人10人が両手を広げて漸く繋がる程の、超弩級
の神杉が聳えていました。

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神杉の小さき祠に雪のつむ
御神木の根方に紙垂も新しい石の祠 が祀ってありました。

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午後の雪は湿って重く、わかんの沈みには難儀しました。

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ひそと扉を閉ぢて御鎮座冬の宮
晴れていれば境内の南側に御神楽岳が、北東側には飯豊連峰
を遠望できる筈ですが今日は雪雲で見えず残念。

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冬道はこれからアップダウンをくり返しながら、北の広瀬神社まで
続きました。

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「廣瀬神社上ノ山に在り(中略)鎮座の年代詳かならず元と羽黒
神社と称せしを何時の比か廣瀬神社と改称せり(中略)康平二年
八月十五日本田今羽黒とありー

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一説に云ふ享禄三年加藤伊勢其子準人佐原義種草創すと
享禄は康平を距ること百八十餘年の後ちなれば此年再興せしを
誤り傳へたるものならん」 (東蒲原郡史蹟誌)

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享禄三年は1530年室町時代後期の12代将軍足利義晴の頃。
前年の1529年は上杉謙信の生誕年。康平二年は更に遡ること
470年の平安時代後期のことでした。

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峡奥の奥に点々雪のむら
阿賀町が昔、小川の庄と云れた古い時代から今日まで営々と
続く村の歴史があったことを知りました。

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「登りて下瞰すれば家々点々竹木の間に陰見し眺望
画中に在る
の思あり」(東蒲原郡史蹟誌)

Photo
(クリック拡大)
GPS軌跡 距離3.09km 時間2:53
山上に立って俯瞰した時、千年前、五百年前に古人が
見ていた
のと同じ景色を今見ていると思うと実に感動的でした。
(おわり)
参考文献 新編会津風土記巻之五
       東蒲原郡史蹟誌

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コメント

凄いアップダウンのラッセルですね!お疲れ様でした!こちらでは見られない景色です。静岡は昨日久し振りに雨が降りまして、ハゲていた富士山が真っ白に雪化粧しました。今日は久々に太陽に輝いていますよ!

静岡の岳人さん おはようございます。午後は雪が重くて難儀でした。ド壷にハマると足を抜く時攣るのです。(*^^*)安倍川の干上がりと富士山の降雨前後の写真をニュースで見ました。青空に映える雪の富士山がやはりいいですね。

投稿: 静岡の岳人 | 2019年2月 1日 (金) 11時04分

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