海馿の峰(とどのみね)に登る
4月18日(木)晴
今日は知行山の西隣の、昨日よりちょっときつめの
海馿の峰を目指しました。
海馿の峰の北面は峨々たる絶壁ですが、西側の標高150m
付近までは緩斜面が続きます。関集落と隣の矢柄集落との
境界を流れる沢に沿って入山しました。
小沢に沿って登ると、今は放棄された棚田が続いてました。
(俳句)すとりっぷ一人静の佐渡言葉
知行山の時と同じように、今はもう利用されなくなった
用水路沿いにひっそりと咲くヒトリシズカをみつけました。
水路と別れて、急峻の一本尾根に取り付きました。
宿の主人がつけてくれたナタメと赤布を拾いながらゆっくり
登りました。
途中、行者ニンニクの群生地を通りました。
時折現れるナガハシスミレと雪割草の株に癒されました。
(俳句)風の神祀る祠に木の芽風
急尾根を登って細長い平頂の一端に出ました。北方向へ進むと
祠がありました。知行山と同じように草分けの山の地主が屋敷
神を祀ったものと云います。
国土地理院地図には473.6mの三角点が記載されている
ので、みんなで探してみようということに。
しばらくして「あったぞー!」仲間の一人がヤブの中から
みつけてくれました。
掘り出すと3等三角点の刻字がみえました。全員でタッチ
してから下山しました。
木の間越に大佐渡山脈の残雪の山々が見えました。来月は
あの峰に登れるかも。
闘い済んで一と安堵。振り返ると、一番高い所に海馿の峰
が見えました。トドの峰よ、また来る日まで。
(クリック拡大)
(俳句)千枚田ありしは昔島の春
裏佐渡の海の青きに春惜しむ
(GPS)軌跡 知行山 歩程 3時間
海馿の峰 歩程 3時間
2日間とも晴れて思い出に残る山旅が出来ました。
(おわり)
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コメント
海馿の峰の名前はやはり姿形がトドに似ているからですね!近くに鰐峰もありますね!ナタメと赤布を拾いながらの急登お疲れ様でした!また佐渡島に行きたいですね!
投稿: 静岡の岳人 | 2019年4月27日 (土) 08時40分
静岡の岳人さん おはようございます。北佐渡は
他にも、いるか瀬に大野亀、二ツ亀など動物の名
を冠した所があって面白いです。花の時期にジャ
ストフィットするとすごいらしいので、また出か
けたいですね。
投稿: シャクナゲ色 | 2019年4月28日 (日) 07時20分