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2019年6月17日 (月)

良寛たずね道

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6月14日(金)晴
句会の先輩が参加すると聞いて、一緒に吟行しようと
山の会に出かけました。

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(俳句)足湯して遠郭公を聴いてをり

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(俳句)摩尼殿にゆかりの僧の梅雨祠
土手下の祠に「摩尼殿」とありました。摩尼殿とは天台宗の
別格本山円教寺摩尼殿でしょうか。戦乱で荒廃していた国上
寺の復興に尽力された万元和尚が一時憩う時、修行時代を懐
かしく偲ぶ場所だったかもしれません。

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(漢詩読み下し)
間庭 百花ひらき 余花 この堂に入る 相対して共に語無く
春夜 夜将(まさに)央(なかば)ならんとす

良寛さんの外護者の一人、阿部家7代造酒右衛門定珍(さだよし)
は家業のかたわら文事を好み、良寛を師と仰ぎ親交が深かったと
いいます。

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(俳句)良寛の外護者の青田村を訪ふ
良寛さんの外護者の一人阿部家の広大な屋敷は今も素封家
のおもかげを残していました。

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(俳句)戦国の山城跡の梅雨の宮
阿部家がある渡部集落の裏山には、大河津分水を見下ろす
戦国時代の山城跡がありました。

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(俳句)森閑と青水無月の境内社
山城跡は菅原神社の本宮が、その左右に摂末社と石祠
が祀られていました。

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(俳句)ぎんなんのみどりこ落ちて宮涼し
「この実は何あに?」
乙子神社の境内に立つと銀杏の大木からぽとりぽとりと
しきりに青い実が落ちて来ました。

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(俳句)良寛の草庵暗くして涼し
良寛さんが晩年を過ごしたという五合庵下の乙子神社
草庵を訪ねました。

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(俳句)木々わたる風音涼し五合庵
五合庵は国上寺の塔頭で復興に尽力された万元和尚が
住んだ後に良寛さんが入ったのでした。

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(俳句)目鼻なき石のみ仏苔の花
五合庵に入る前、良寛さんが一時仮住まいしていたという
五合庵下の古刹、真言宗の本覚院を訪ねました。

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(俳句)かちかちと音して梅雨の念珠繰る

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(俳句)郭公の突と啼きやむ杜の中
分水路の杜に初郭公を聞きました。

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(俳句)魚道堰番(つがい)青鷺みじろがず
水門の魚道堰の縁に2羽の青鷺がいました。

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(俳句)梅雨晴れの良寛たずね道なりし
今日の吟行は実り多き一日となりました。
(おわり)

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コメント

良寛さんのファンは全国にいますね!私の山仲間が6/8~9新潟の全国良寛会燕大会(総会)に出席しました。「梅雨晴れの良寛たずね道なりし」良い句ができましたね!アジサイも綺麗です!

投稿: 静岡の岳人 | 2019年6月17日 (月) 09時02分

静岡の岳人さん おはようございます。良寛会は活発に活動して
いますね。良寛さんの外護者だった阿部家を訪ねました。当時の
良寛さんの周りの様子とかがわかって、いい一日でした。

投稿: シャクナゲ色 | 2019年6月19日 (水) 08時35分

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