角田山九月尽
9月30日(月)晴
9月末のくぎりなので角田山を訪ねました。歩き始めた頃
一と仕事終えて下山してきた御大とスライドしました。
御大のステキな笑顔にはいつも励まされるのでした。
先週来た時は一面を覆っていたキツネノカミソリは姿を
消して、今はツリフネソウに代わられていました。
隣りにはキツリフネ(黄釣舟)も咲いていました。釣舟草
はかわいい花なので好きです。
ツリフネソウの花が尽きるあたりに曼殊沙華が盛りでした。
不気味なマムシグサの実が赤くなり始めました。
サラシナショウマも咲き出しました。
海がみえる高台で一服つけました。
急尾根の石を平らに起こして、階段状にした登山道は
おかげで歩きやすくなっていました。御大の頑張り
にはいつも頭が下がります。
(俳句)海境(うなさか)の紫紺乗せたる鳥頭(うづ)の花
トリカブトの花が咲き出しました。いよいよ秋の深まりを
感じます。
これは先週の写真です。オオワライタケは存在感ありました。
今日は、オオワライタケは姿を消して同じ切株にマスタケ
が発生していました。キノコの世界も生存競争が激しい
ようです。
(俳句)老夫婦くるみ拾ふも九月尽
登る途中にみつけておいた落胡桃を拾いながら下山して
いたら、下から登ってきた老夫婦とバッタリ。
「老夫婦にはこれが唯一の楽しみでね。」
って言われたら、「よろしかったら、これも」ってみんな
上げてしまいました。
(俳句)広々と切子光りの沼の秋
初鴨が飛来してくる頃かと、佐潟に寄りましたが。
シロサギと、残り鴨の水尾しか見えませんでした。でも
渡り鴨と白鳥が姿を見せる日も、もうすぐです。
(おわり)
| 固定リンク
« 春日山城跡に登る | トップページ | 赤面山に登る »
コメント
本当に角田山は年間を通じていろんな花の宝庫ですね!「老夫婦くるみ拾ふも九月尽」良い句です!老夫婦に胡桃を上げるとは親切な事を行いましたね、その親切がまた自分の所に帰って来ますよ!もうじき渡り鳥の季節ですか!
投稿: 静岡の岳人 | 2019年10月 4日 (金) 09時08分
静岡の岳人さん おはようございます。角田山は四季それぞれに
途切れることなく花が咲きますね。古老の話では昔コノイリ沢
は開墾畑や棚田があったそうです。今はヤブですが、大風の後
は決まって胡桃の実が降るので、胡桃拾いの人たちが入山する
のですね。それが終わる頃渡り鳥の季節がまた来ます。今年の
雪はどんなでしょうか。
投稿: シャクナゲ色 | 2019年10月 5日 (土) 09時54分