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2019年10月25日 (金)

佐渡に能を見に行く

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10月14日(月・祝)雨
国民文化祭の演能に観世宗家が佐渡に来島するというので
山の仲間と早朝の始発便で出かけました。

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(俳句)ゆっくりと舳先を佐渡へ秋の航
台風19号が北へ去ったものの、欠航明けの佐渡航路は外海に
出た途端に大きく揺れました。

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観世宗家の演能は午後から始まるので、両津港に着いたら
午前中に佐渡能にゆかりの地を巡りました。

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先ずは佐渡の初代金山奉行の大久保長安ゆかりの大安寺を訪ね
ました。大久保長安ははじめ猿楽の能楽師として父子で武田家
に仕え、武田家滅亡後は徳川家康に仕えました。

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新精錬法を導入して金の増産に寄与したり、有能な民生官
として徳川家の財政基盤の整備をして多大な貢献をしました。

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(俳句)寺の紋三つ葉葵の紅葉寺
大安寺は大久保長安が慶長11年に創建した浄土宗のお寺です。
徳川家康の信任を得ていた証が三ツ葉葵の寺紋なのです。

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大久保長安は金山奉行として佐渡へ赴任するにあたり
大蔵流一門の能楽師と200人の婦女子を帯同した
といい、佐渡に能楽を広めた第一人者でした。

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次に泉にある世阿弥の配所となった正法寺を訪ねました。

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山門をくぐると右隅に世阿弥の腰掛石がありました。
「〇〇の腰掛石」は名所を訪ねるとよく見かけます。

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境内の碑文を見ていたら和尚さんが出てこられて、お御堂へ
誘っていただきました。

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(俳句)伝説のべしみを蔵す月の寺
秘蔵の神事面べしみを取り出して見せてくれました。

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「新潟県指定文化財」と箱書がありました。世阿弥が雨乞い
の神事の時につけた鬼面(べしみ)は鎌倉時代後期の作で
県内最古の面だそうです。

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世阿弥の木彫像もみせていただきました。世阿弥の絵は
残っていないので、この木彫像の顔が世阿弥のイメージ
として定着したようだといわれました。

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(俳句)老世阿弥像を伝ふる月の寺

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凛として老世阿弥の人となりが出ているように見えました。

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午後の開演が始まりました。観客が全国から集まるので大入り
で立見席になるかもと言われていたのですが、台風で来れない
人も大勢いて余裕で座れました。

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(俳句)ちちぽぽと笛にはじまる秋の能
上演中は撮影禁止なので舞台写真がありません。宗家一門
の洗練された演能をかぶりつきで観られて、2時間ぶっ通
しの感動の時間はあっという間に過ぎたのでした。

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興奮冷めやらぬうち、外海府を回って今日の宿へ向かいました。
明日は金北山に登ります。
(おわり)

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コメント

観世宗家の能ですか!さすが歴史と伝統文化の佐渡島ですね!実は私まだ本物の能は見たことがないです!金北山も良いですね!

投稿: 静岡の岳人 | 2019年10月26日 (土) 09時08分

静岡の岳人さん こんにちわ。晴れたら椎崎神社の能舞台、雨天
の今回は金井の能楽堂でした。佐渡には今も島内に30余の能
楽堂が使われていて、能文化が根付いているのです。一流の能
楽師の技は実に迫力ありました。翌日は金北山でした。

投稿: シャクナゲ色 | 2019年10月26日 (土) 15時34分

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