赤面山に登る
10月6日(日)曇のち一時雨
紅葉が始まった赤面山1701m(あかづらやま・福島県西郷村)
に登りました。
旧白河高原スキー場のレストハウス前の広場に駐車しました。
窓ガラスが無残に割られた姿が痛々しく見えました。
赤面山は那須連峰の朝日岳の北から東に派生する支脈上に
聳える山です。当初は西郷村側から鏡ヶ沼経由で三本槍岳
に登るはずでしたが、大峠林道が工事のため通行止になっ
てしまったので急遽、隣りの赤面山に変更になったのでした。
閉鎖されたスキー場の広いバーンは草茫々で、雨水に削られて
むき出しの岩がゴロゴロして歩きにくいのでした。
第2リフトの終点まで登ると標高は1300mを超えました。
振り返ると東側の阿武隈高地方面の眺望が開けました。
傾斜が緩むと笹原の踏み跡を辿って、尾根沿いの登山道に
乗りました。樹林帯は気持ちの良いぶな林を登って間もなく
那須甲子自然の家への分岐に出ました。
樹相がブナからダケカンバに変わって森林限界が近づくと
笹原の登りになりました。
登山道は深く洗掘りされて、くねくね曲がる樋状の道を
たどり高度を上げて行きました。
山頂が迫ったあたりでホントは左手に茶臼岳と朝日岳が
見える筈ですが、今日はガスって何も見えず、昃ると
どんより暗くなってきました。
山頂はガレ場となって、飛ばされそうなほど強風が吹いて
寒さを感じました。
赤茶けてガレた山容が赤面山の謂れでしょうか。先ずは
三等三角点にタッチしました。
晴れていれば360度のパノラマが待っていた筈なのに今日
は何も見えず、強風で寒いので記念写真に納まったら
そそくさと風避けのポイントを探しました。
岩の陰に風避してランチし始めた途端に、雨がまじり始め
ました。弱り目に祟り目とはこのこと。早々に撤収して
下山したのでした。
(クリック拡大します)
見えますか。薄い虹がかかりました。
カエデの紅葉が鮮やかでした。
(クリック拡大)
(俳句)みちのくの阿武隈高地鮭おろし
下ってきたら雨が晴れて、谷向こうの山々の眺望が開けました。
越境の福島の山は風雨の洗礼を受けましたが、それもまた良し。
今日は思い出に残るいい山旅が出来ました。
(おわり)
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コメント
カエデの紅葉が綺麗です!那須三本槍岳が林道工事とは残念でした。赤面山登った事が無いですね!
投稿: 静岡の岳人 | 2019年10月10日 (木) 17時15分
静岡の岳人さん おはようございます。会津下郷町側からの三本槍
岳はタフで静かないいコースなのですよ。赤面山は那須連峰の展
望台ですが、当日は霧の山でした。でも紅葉のし始めで、静かな
いい山行でした。
投稿: シャクナゲ色 | 2019年10月11日 (金) 08時55分