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2020年3月

2020年3月28日 (土)

南沢の小滝たち

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3月26日(木)晴
剣ヶ峰のカタクリを見ようと南沢から小滝コースを辿りました。
これがカブラ滝でしょうか。それぞれにマニアの名前がある
ようです。

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一つ目の堰堤を右側から越えて沢床に下りると、対岸に渡り
2つ目の堰堤を左から越して南沢に入渓しました。早くも
最初の小滝が現れました。

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(俳句)搦め手の径に小さき春の滝
赤黒い岩床のナメ滝が次々と現れました。

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清冽な水流を透かして岩床がきれいです。

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(俳句)ひとすぢの春の小滝のゆるやかに

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滝つぼを具えた堂々の滝でした。

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(俳句)おほらかに小滝を抱き山笑ふ
2段の滝は張り出した木枝につかまって左から越しました。

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踏み跡ばかりを追っていたら、3つ目の堰堤に遮られて
しまいました。如何やって捲いたらと、考えてあぐねて
「分からん時は元に戻って」と、思って戻ったら赤布の
マーカーがしっかりついていましたっけ。

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(俳句)三月の小滝二の滝三の滝
これが箱滝かしら。核心部の滝はこれで終わりです。

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二股に出て右岸沿に支流を詰めると国上山と剣ヶ峰の中間の
鞍部に出ました。

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(俳句)初蝶を見しは花かたくりの山
今春初めてギフチョウを見ました。

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(俳句)風にゆれ花かたくりの蝶にゆれ

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(俳句)遠嶺雪おだやかな日の風光る
尾根の高台に登ると遠く海境(うなさか)の沖に残雪の
妙高連山が見えました。

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かたくりの絨毯に覆われた山頂に憩う人たちがいました。
さてはと、近づくと山の会の仲間たちでした。

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(クリック拡大)
腰を下ろしてコーヒーブレイクにしました。落ち着くとやけに
頭部が涼しいと思ったら、帽子を落として来たのでした。
先週新調したばかりの帽子だったのに。

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沢を詰めて縦走路に出る時に踏み跡を外してヤブ漕ぎを強い
られたその時に、ヤブに持っていかれたと気づいて、帽子探し
にまた沢を下るはめに。

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ありました。執念でみつけました。

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今日は剣ヶ峰のかたくりと、南沢の小滝を往復で堪能し
新調の帽子も回収できて、めでたしめでたしの一日に
なりました。
(おわり)

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2020年3月21日 (土)

小浜尾根を登る

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3月19日(木)晴
カタクリの咲き具合を見ようと、いつも登山者の少ない
小浜尾根を登りました。

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宮前口は満車、次の此ノ入も空きスペースなしで結局角田浜の
大駐車場へ。ここでも既に満車状態。例年のことながら雪割草
の角田山の人気には驚きです。新型コロナも、どこ吹く風のよ
うで。

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車から降りた登山者の群が簇々と桜尾根と灯台尾根に吸い
込まれていくのでした。混雑を避けるように隧道をくぐって
小浜尾根を目指すことにしました。

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灯台の真下を「判官の舟隠し」のトンネルをくぐりました。
昔、源義経主従が奥州へ落ちる逃避行の途中に舟を隠した
という伝説の場所なのです。

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(俳句)七浦の一つの浦の春怒涛
トンネルを抜けると波の飛沫が足許を洗う、下ノ廊下の
へつり道のような桟道をおっかなびっくり歩いた先で。

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波打ち際から灯台に石段を一気に上ると、息が切れました。
灯台尾根経由で海岸道路に下りて、車道を歩きました。

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小浜尾根の一端に着きました。海蝕地形が荒々しい小浜尾根の
風景は気に入っています。マークの中に昨日の雨で今朝は滝が
落ちているでしょう。

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これは3年前の厳冬期の写真。冷え込んだ朝に時として
大氷瀑が出現するのです。

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取り付きは尾根の東側から、急なカヤトの斜面をジグザグに
登って尾根に乗りました。昨日は寒かったのに、今日の気温
20°超。汗が吹き出しました。振り返ると日本海がきれいで
した。

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尾根に乗った後は、緩やかに同じ斜度が続くので好きなコース
です。往きに遇った登山者は追い越していったオバチャン一人
だけでした。

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(俳句)俯きて花かたくりの風にゆれ
白花のキクザキイチゲと一緒にカタクリが群生していました。

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日溜りにキクザキイチゲの群生がきれいでした。

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コースの中間地点の三角点峰まで登って来ました。ホントは
明日、恒例の三角点8ヶ所巡りの行事予定だったのです。新型
コロナで中止になったので、今日、独りで小浜三角点を訪ねた
のでした。

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(クリック拡大)
三角点で一服付けている時に、何気なく目をうつした先に
コシノコバイモ(越の子貝母)を見つけました。

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(クリック拡大)
(俳句)海に向く花かたくりの寂光土
三角点峰より標高の高い所のカタクリはまだ固いつぼみで
これからのようでした。

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今日2人目の登山者のオジサンとスライドして間もなく
灯台尾根と合流して、静かな山歩きは終りました。灯台尾根
から急増の登山者の列にのみ込まれてしまいました。
(おわり)

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2020年3月14日 (土)

こんないい日なのに

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3月9日(月)晴
陽気に誘われて角田山に出かけました。

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(俳句)いくたびも朝の雉鳴く山淋し
朝のミッションは44.8mの三角点を探すこと。踏み跡を
辿り倒木を跨いで奥へ進みました。

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中折れの風倒木は右側を回り込んで、倒木を跨いだら雑木の
隙間を身を捩って、さらに奥へと。

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見覚えのある立ち枯の大木です。たしかあの下辺りだったかな。

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ありました。倒木の陰にありました。この辺りは通称焼山と
いって、ここが「点名・角田」の3等三角点でした。3等
以上の三角点は国土地理院1/25000地図作成には欠かせない
測量点だそうです。

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振り返ると木の間越に佐渡の金北山が見えました。4km間隔
の先には西に、点名五ヶ浜305.4mがあります。

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途中、宮前コースの名前の由来の鳥の子神明社にお参りしま
した。昔戦国時代に越前国を追われた一党が海路を北上し、
角田山中に隠れ住んだ跡に社が建ちました。

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(俳句)つんつんと角一二寸水芭蕉
神池に早や水芭蕉の角芽が出ていました。

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前月はたった2輪みつけただけだったのに、社の背後の蛇逃山
の雪割草は満開になりました。

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(俳句)海境(うなさか)の羽の国の山春霞
木の間越に鳥海山がボーっと白く浮かんで見えました。

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今日は天気がいいので、ロープにすがってやせ尾根を登山者が
登って来ました。

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(クリック拡大)
飯豊連峰が全貌を現しました。

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(クリック拡大)
カタクリも蕾をふくらませ始めました。

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(俳句)おだやかな日の山椿落ち椿
山はこんなに長閑だというのに、下界はコロナウィルスに
怯える日々です。嗚呼またいつか元の静けさに戻って安堵
の日を迎えたいものです。
(おわり)

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2020年3月 5日 (木)

春来たる

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2月29日(土)晴
キクザキイチゲ(菊咲一華)が咲きました。

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(俳句)広々と蒲原五郡春霞
岩室温泉の背後にある天神山城址に登りました。物見台跡に
立つと粟ヶ岳の残雪の景色が広がりました。

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城主の大国実頼は戦国時代、越後国の樋口家に生まれました。
兄は上杉家家老の直江兼続です。兄弟は小国家と直江家に養子
に入り、やがて上杉家の重臣として活躍しました。

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物見台跡の右下にある「瓢箪池」に下りてみました。アケビの
果実のような形のクロサンショウウオの卵が浮いていました。

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池脇の三の丸跡に「陸軍中将本間雅晴書」と刻字された石碑
がありました。「悲劇の将軍」といわれた本間中将は佐渡市の
出身者でマニラ・バターン戦でマッカーサーと戦った司令官
でした。

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天神山城址を経て多宝山に登りました。ぶな坂に差し掛かると
うっすらと雪が現れました。例年だとアイゼンがほしい急登箇
所ですが、今年は春泥で滑るので難渋しました。

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(俳句)春凪の沖に雪嶺たたなはる
多宝山は新潟市の最高峰です。テレビ塔が林立するのは弥彦山
今日は遠目が利いて米山とその奥に真白な妙高連山が姿を現し
ました。

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1等三角点本点にタッチしました。標石の一辺は18cm、
45㎞間隔で全国を覆う三角点網の1つです。1等三角点定義の
周囲45㎞先には米山、その奥に妙高山、佐渡の山毛欅ヶ平山が
見えたのでした。

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午後は石瀬峠まで戻り松ヶ岳の道を下りました。今は閉鎖され
た牧場の名残の壊れた鉄柵がありました。林道幅の道を進むと
堀切や帯曲輪跡があり、松ヶ岳城址の急登になりました。

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山頂から九十九折の道を下り、岩室神社に安全登山の御礼参り
をしました。石段を下りて出発地点の丸小山公園に戻りました。

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(クリック拡大)
公園内の共同湯に入ってサッパリしたところで丘上から残雪の
粟ヶ岳がきれいでした。午後晴れて山々がよく見えました。

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(俳句)広々と白鳥引きし沼さびし
帰り途に佐潟の湿地センターに寄りました。あんなに多くいた
白鳥たちはすっかり帰ったようでした。

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(俳句)疫癘(えきれい)の不安募りし二月尽(にがつじん)
点々と浮寝の鴨が去ると、桜の頃まで佐潟はまた静かになり
ます。只、今は新型コロナの不安が募るばかりです。桜の頃
までに元の長閑な自然に戻ることを切に願ってやみません。
(おわり)

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