山芍薬が咲きました
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4月30日(木)晴
(俳句)馥郁と山しゃくやくの四月尽 石南
ふっくらと上品な花が咲きました。
1/25000地図を見ると緩い間隔の等高線が谷奥まで広がる
コノイリ沢沿の緩斜面は1964年の東京オリンピック前まで
は石積の棚田だったそうです。
角田山が人気の花の山としてデビューするずっとずっと前
私が中学生の頃、仲間と登った角田山の遠い記憶です。
今日も御仁とバッタリ。御仁の夢は昭和36年頃の棚田風景を
コノイリ沢に再現したいというのです。懐かしい心の故郷が
ホントに出来たらうれしいです。私、応援してま~す。
黒い口から長い舌を出しているように見えるウラシマソウ
を見つけました。
杉林の湿地にウルイが出ていました。
ひとりしずか(一人静)が花穂をたてていました。謡曲の
「吉野静」もなかなかいいですが。
暗い林内にエチゴキジムシロの黄色の花明りが目をひきました。
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今年は佐渡の山中に山芍薬を探しに行く積りだったのですが
コロナで渡島できない代わりに角田山で出会えたのでした。
ラショウモンカズラ(羅生門鬘)は渡辺綱に切り落とされた
羅生門の鬼の腕に見立てたそうですが、よくよく見るとやはり
ちょっとグロテスクです。
(おわり)
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コメント
角田山は季節ごとに色んな花が見られますね!
ラショウモンカズラの由来がわかりました。棚田が昔あったのですね!例の御仁は相変わらず元気そうですね!
投稿: 静岡の岳人 | 2020年5月14日 (木) 09時19分
静岡の岳人さん おはようございます。今は花の端境期で山に
花が少ない時期にも角田山には花が豊富です。戦後食糧難の時
代コノイリ沢に入植した人がいたそうです。東京オリンピック
の出稼ぎの方が実入りがよいと、皆止めたのでヤブに還ったと
御仁の話でした。御仁はいつも元気です。(^^)
投稿: シャクナゲ色 | 2020年5月15日 (金) 05時01分