2ヶ月ぶりの里山歩き
9月21日(祝・月)晴
「暑さ寒さも彼岸まで」の言い伝えのとおり、あんなに厳しか
った熱暑残暑がウソのように和らいで、朝はめっきり涼しく
なりました。それならと、鈍りになまった足を慣らしに出かけ
て来たというわけで。
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蜜なめに秋の蝶くる蜂のくる 石南
早くも山の虫たちは冬の準備に余念がないように見えました。
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山あざみ紅を残して末枯るゝ
タムラソウも盛りの時期も過ぎたようでした。
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蒲原は越のまほろば豊の秋
木の間越に青い海と稔り田の蒲原平野が見えました。尾根を
吹き抜ける風が爽やかでした。
さびしさの雑木の山の法師蝉
細尾根の急坂をロープ沿に登ると鈍っていた四肢にかかる
負荷が忘れかけていた登高意欲を呼び覚ましてくれるようで
した。遠くから聞こえる法師蝉に夏の名残を感じました。
山頂広場はそこここにシートを広げる人たちの宴会の最中で
した。これまで自粛々々で抑えていたものが弾けたように
見えました。正直、ちょっと恐い感じがして。
混雑の山頂を避けて山頂末端部の向陽観音堂前広場に来ました。
そこに見知った山の仲間の顔がありました。!(^^)!を見ただけ
で気持ちが和むのでした。
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山の毒吸うて犇めく毒きのこ
ニガクリタケが発生していました。この時期はまだ毒菌類
ばかりです。
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山蔭に火の手と見えし曼殊沙華
ちゃんと彼岸には彼岸花が咲いてくれる角田山なのでした。
今年は猛暑残暑で出るのが億劫で8月のキツネノカミソリ
に染まる景色を遂に見過ごしてしまいました。
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でも、涼しくなったので今日を境にまた角田山に通いたいと
気持ちを新たにしたのでした。
(おわり)