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2025年1月

2025年1月28日 (火)

大寒

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(クリック拡大)     角田浜にてスケッチ
1月27日(月)晴
(俳句)穏やかな一日だけの春隣
七浦海岸に打ち寄せる大寒の荒波を眺めようと出掛けたので
すが、豈図らんや小春のような陽気にびっくり。海は波静か。
佐渡の雪嶺と紺碧の凪海をうっとり眺めて、一日スケッチし
て過ごしました。陽気は続かず翌日からはまた厳寒の荒天に
戻り結局、あの日限りの陽気だったようでした。もう後数日
で1月は終り、2月2日は節分、3日立春とは。ああ月日の経
過の何と速いことか。
(おわり)

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2025年1月18日 (土)

初景色

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(クリック拡大)   菅名山塊をスケッチ
1月17日(金)晴れ
(俳句)鴨高く飛んで蒲原初景色
正面の山塊がぼーっと明るくなり始めました。左端の鋭鋒の
空が茜色に染まりました。菅名山塊の「菅名」の名は戦国時
代、菅名庄一帯を領有した菅名氏に由来するようです。地酒
「菅名岳」は主峰菅名岳の中腹に涌く「どっぱら清水」を仕
込み水にするので、寒の入り(1月5日)から数えて9日目の
寒九(今年は1月14日)に寒九の水汲みがかつて行われていま
した。背負子に一斗(約20リットル)の清水を汲んで麓へ下る
行事に私も参加したことがありました。
雪の田の沖に朝焼けに染まる菅名山塊が目に留まり、車を降
りると頭上を鴨の群が過ぎていきました。近くの白鳥の湖の
瓢湖から飛んで来たのかもしれません。今頃は餌場に飛び立
つ白鳥たちの喧騒が聞こえ、荒々しい離陸と編隊飛行が観察
できるはずです。
(短歌)鴨高く飛んで蒲原初景色寒気凛々淑気満つかも
掲句の(五七五)を上の句に下の句2句(七七)を加えて短歌に
したら面白いかな等と思いながら車を走らせました。
(おわり)

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2025年1月12日 (日)

初稽古

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1月11日(土)晴れ
(俳句)訥々と謡忠度初稽古
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いし
ます。連日の大雪で露天の駐車場が使えないので、今年の初
稽古は歩きから始まりました。広い稽古場に正座して謡本を
持ち、先生と相対すると何かこう引き締まる思いがします。
能「忠度」は薩摩の守平忠度が主人公の世阿弥の名作ですが
、平家の公達タダノリの合戦模様は雄々しく強吟で、嘆きの
心情を吐露するところは弱吟で謡うという、この切り替えが
謡の初心者の小生には中々の難曲なのです。訥々と苦行の日
々が今日からまた始まります。
(おわり)

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