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2025年6月

2025年6月23日 (月)

若葉色

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(クリック拡大)   当間山より飯士山
6月22日(日)晴れ
(俳句)若葉色余さず放つ橅大樹
三角点峰(1016m)に立つと東面が開けた先に特徴的な飯士山
(1111m)の尖峰が見えました。当間山のブナ林は皆細い二
次林ですが、真直ぐに伸びた幹と木々の若葉に大いに癒され
ました。

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(俳句)木魂してあかせうびん(赤翡翠)の山深し
登山道脇の積雪計の赤い矢印は4m超を指していました。今年
は多雪でした。梅雨の6月、消え残った雪の脇にはイワウチワ
の余花が、日当たりの良い林床にはアカモノが犇めき合って群
生していました。犇めき合って咲く異様さは厳しい自然環境の
証のようにも思えました。青葉の頃、キョロロの声を聴きにま
た訪ねてみたいと思います。
(おわり)

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2025年6月13日 (金)

遅雪解

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6月9日(月)晴
(俳句)その奥の青水無月の橅(ぶな)の山
ブナの新緑がきれいです。青水無月は旧六月の異称。水無月
についた青の語感が好きです。昔炭焼きに伐られたので橅は
皆細い二次林ですが、橅林に時折吹いて来る風に涼しさを感
じるいい季節になりました。

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盛りを過ぎたイワウチワ(岩団扇)が木陰にひっそり咲いて
いました。林縁の木漏れ日の樹下にアカモノが群生していま
した。アカモノの熟した実は食べられるとか。小さくて釣鐘
形の愛らしい花に見惚れてしまいました。

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今年は多雪だったので標高800m辺りから残雪に埋まっていま
した。残雪が少なくなる頃南からアカショウビン(赤翡翠)が
飛来してキョロロロの声が聞ける日も近い気がします。
(おわり)

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2025年6月 8日 (日)

新潟砂丘

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6月5日(木)晴れ
(俳句)松籟と青水無月の海青し
AIの概要説明では「日本海沿いに広がる70㎞、奥行10㎞、高
さ最大50mの横列砂丘と呼ばれる」新潟市街と海岸をセパレ
ーツする丘陵の一画の松林を歩いて見ました。誰もいない夏草
茂る中にくねくねと伸びる踏み跡を見つけて分け入りました。
鬱蒼と暗い木立を通り、ちょっと心細さを覚えた頃に突然前が
開けて背の高い黒松林の前に出ました。林の中に黙々と作業す
る爺様方3人の姿を見つけました。聞けば、植栽のボランティ
ア活動中とのこと。新潟砂丘の自然環境はこういう地味なボラ
ンティアさんに支えられていることを知りました。青水無月は
旧六月の異称、青葉茂れるいい季節になりました。
(おわり)

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